要求/応答サイクルで問題が発生すると、NSX Advanced Load Balancer はエラーの性質に基づいてエラー コードで応答します。エラー コードを使用すると、正確な問題と発生場所を簡単に特定できるため、エラーの迅速な解決や対策が可能になります。
4xx または 5xx エラー コード
HTTP 応答コード 4xx:クライアント要求でエラーが発生した場合、NSX Advanced Load Balancer は HTTP 応答コード 4xx で応答します。
HTTP 応答コード 5xx:ロード バランシングの失敗またはサーバとの通信エラーが発生した場合、NSX Advanced Load Balancer は HTTP 応答コード 502、503、504 などを使用して応答します。NSX Advanced Load Balancer に内部エラーがある場合(メモリ割り当てエラーや DataScript 例外など)、コントローラは HTTP 応答コード 500 で応答します。
HTTP 504 エラー コード
NSX Advanced Load Balancer は、要求を(その時点で起動し、実行中の)バックエンド サーバに送信できる場合、HTTP 504 エラー コードで応答しますが、バックエンド サーバが応答する直前に停止します。デフォルトでは、NSX Advanced Load Balancer は、read_timeout(デフォルトは 1 時間)まで応答を待機し、それが終わると HTTP 504 応答コードでクライアントに応答します。バックエンド サーバのデフォルト タイムアウト値が長いことの背後にある理由は、クライアントが終了するか、エラーが発生した場合にアプリケーションが接続を終了する可能性があるためです。