このセクションでは、プロアクティブなケースを作成してデバッグする手順について説明します。

プロアクティブなテクニカル サポート ケースの作成

プロアクティブなケースでは、NSX Advanced Load Balancer Controller は、SE プロセスのクラッシュやコントローラ プロセスのクラッシュなど、システムで重大なイベントが発生するたびに、ユーザー ケースを作成します。ユーザーの介入を必要とせずに、コア アーカイブ、テクニカル サポート バンドルなどの関連ファイルを自動的に収集し、作成されたサポート ケースに添付します。

プロアクティブなケースでは、次の 2 つのオプトインを利用できます。

  1. enable_auto_case_creation_on_controller_failure

  2. enable_auto_case_creation_on_se_failure

次の CLI 構成を使用して、これらのオプトインを有効にできます。

admin:ctrl1]: albservicesconfig> case_config
[admin:ctrl1]: albservicesconfig:case_config> enable_auto_case_creation_on_controller_failure
Overwriting the previously entered value for enable_auto_case_creation_on_controller_failure
admin:ctrl1]: albservicesconfig:case_config> enable_auto_case_creation_on_se_failure
Overwriting the previously entered value for enable_auto_case_creation_on_se_failure
admin:ctrl1]: albservicesconfig:case_config> save
[admin:ctrl1]: albservicesconfig> save 

いずれかのオプトイン オプションが選択されると、システムはコンプライアンスの監査イベントをモニターするアラート構成を有効にします。

プロアクティブ構成を表示するには、[運用] > [アラート>] > [アラート構成] の順に移動します。

プロアクティブなケースの作成ワークフロー

NSX Advanced Load Balancer Controller は、障害イベント/アラートをモニターします。障害イベントが発生すると、プロアクティブなケースの作成サービスによってケースが作成され、テクニカル サポート/コアが障害に基づいて作成されたケースに添付されます。

プロアクティブなテクニカル サポートの問題のデバッグ

プロアクティブなテクニカル サポートの問題は、次の 2 つの簡単な手順でデバッグできます。

  1. コア イベントが発生していることを確認します。

  2. 生成されたアラートの [アクション スクリプト出力] セクションの内容を確認します。