VMware Horizon for Azure VMware Solution (AVS) は、仮想デスクトップおよびアプリケーション向けにシームレスに統合されたハイブリッド クラウドを提供します。AVS で Infrastructure as a Service (IaaS) として提供される VMware Software-Defined Data Center (SDDC) のエンタープライズ機能と、市場をリードする VMware Horizon の機能と組み合わせることによって、シンプルかつ安全でスケーラブルなソリューションを実現します。

NSX Advanced Load Balancer を展開して、複数の Unified Access Gateway (UAG) アプライアンスと Connection Server を可用性の高い構成で使用できます。NSX Advanced Load Balancer コンポーネントの詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer インストール ガイド』の「NSX Advanced Load Balancer 概要」トピックを参照してください。

注:

NSX Advanced Load Balancer は、ユーザーが管理する AVS のコンポーネントです。

リファレンス設計

次の図では、UAG サーバへの受信要求のロード バランシングを行うため、UAG サーバの前で NSX Advanced Load Balancer を使用しています。

注:

NSX Advanced Load Balancer は、Connection Server の前に展開することもできます。



前提条件

Horizon コンポーネントが AVS に展開されていることを確認します。

詳細については、「Azure VMware Solution への VMware Horizon 8 の展開」を参照してください。

Azure での NSX Advanced Load Balancer Controller の展開と構成

NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタをインストールおよび構成するには、『VMware NSX Advanced Load Balancer インストール ガイド』の「Microsoft Azure への NSX Advanced Load Balancer のインストール」トピックにある手順に従ってください。

NSX Advanced Load Balancer Controller のインストール

NSX Advanced Load Balancer Controller の詳細なインストール手順については、『VMware NSX Advanced Load Balancer インストール ガイド』の「Microsoft Azure への NSX Advanced Load Balancer のインストール」トピックを参照してください。

Controller は、サブスクリプション内の別のリソース グループでインスタンス化し、Horizon Cloud に使用されているのと同じ VNet から IP アドレスを指定できます。

NSX Advanced Load Balancer Controller は、オンプレミスにインストールすることも、別のサブスクリプションまたは VNet にインストールすることもできます。このような場合、Controller には Azure エンドポイントへの IP 接続と、Horizon Cloud Pod VNet へのピアリングが必要です。

Azure クラウドの構成

Controller を初期化し、Controller 内で Azure クラウドを構成して NSX Advanced Load Balancer サービス エンジンをプロビジョニングできるようにする方法の詳細については、『NSX Advanced Load Balancer インストール ガイド』の「Microsoft Azure への VMware NSX Advanced Load Balancer のインストール」トピックを参照してください。

注:
  • 構成する Azure クラウド コネクタには、別のリソース グループを使用することをお勧めします。

  • VNet は、Horizon Cloud で使用されているものと同じである必要があります。

  • 専用の管理ネットワークを有効にする必要があります。これにより、Controller とサービス エンジン間の通信に個別の NIC が使用されます。

クラウド構成の例を次に示します。

  1. NSX Advanced Load Balancer ユーザー インターフェイスから、[アプリケーション] > [インフラストラクチャ] > [クラウド] の順に移動します。

  2. 必要なクラウドを選択し、[編集] をクリックします。

  3. 次のようにクラウドを構成します。





  4. [保存] をクリックします。