このセクションでは、IP レピュテーションとその関連イベントを確認する手順について説明します。
IP レピュテーション データベースの確認
NSX Advanced Load Balancer CLI にログインし、show ipreputationdb <pdb_name> entries filter ip_addr <ip_addr> コマンドを使用して、指定された IP アドレスがレピュテーション データベース内で不正な IP アドレスとして分類されているかどうかを確認します。
[admin:controller]: >show ipreputationdb System-IPReputation-Webroot-DB entries filter ip_addr 1.2.3.4
次のコマンドを使用して、指定された IP アドレスのレピュテーションを確認できます。
[admin:controller]: >show ipreputationdb System-IPReputation-Webroot-DB data filter ip_addr 1.2.3.4
最初のコマンドを使用して、IP レピュテーションを確認することもできます。違いは、すべてのサービス エンジンに対して IP アドレスのレピュテーション状態をクエリすることです。これは、デバッグ時に役立ちますが、大規模なサービス エンジン クラスタがある場合はコストがかかります。
2 番目の(新しい)コマンドは、コントローラで直接 IP レピュテーション状態を確認します。
データベースは、次の API エンドポイントを使用して確認できます。
/api/ipreputationdb/ipreputationdb-UUID/data?ip_addr=1.2.3.4
ここで、ipreputationdb-UUID
は以下を使用して取得できます。
/api/ipreputationdb/?name=System-IPReputation-Webroot-DB
IP レピュテーション イベントのログの有効化
NSX Advanced Load Balancer は、IP レピュテーション サービスに関連するさまざまなアラートとイベントを収集します。特定の仮想サービスのログを有効にして、ブロックされた要求をキャプチャできます。ログを有効にするには、次の手順を実行します。
[ポリシー] の [ネットワーク セキュリティ] を選択し、作成したルールに対して [編集] をクリックします。
[IP レピュテーション タイプ] と必要なアクションを入力します。
[ルールの保存] をクリックします。
ログ イベントには、次の情報が表示されます。
送信元 IP アドレス。
宛先 IP アドレス。
一致ルール。
の順に移動し、必要なキーワード(albservice など)を使用してイベントをフィルタリングし、IP レピュテーション データベースの同期失敗のアラート イベントを表示します。
キーワードによるフィルタリングの詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer監視および運用性ガイド』の「イベント」トピックを参照してください。