電源障害、ディスクの不足、接続の問題など、外的な問題でインポート プロセスでインポートを完了できない場合があります。このようなシナリオでは、いくつかのリカバリ方法があります。

障害がフェーズ 1、2 または 3 で発生した場合は、config.yamlrollback_imported_resources オプションを True に設定し、スクリプトを再度実行できます。これにより、インポートされたすべてのリソースがロールバックされます。フラグを True に設定しないと、NCP はリソースのインポートを再試行します。デフォルトでは、rollback_imported_resourcesFalse に設定されています。

フェーズ 4 で障害が発生した場合は、mp_to_policy_importer を再度実行します。NCP は、キャッシュ内にある更新されたポリシーのリソース本文を NSX Manager にプッシュしようとします。エラーが発生し、情報がキャッシュに保存されていない場合は、バックアップとリストア機能を使用してロールバックを行い、クラスタをリストアする必要があります。これは、ポリシーでタグが更新され、リソースがロールバックされると、すべてのタグが失われるためです。

マネージャからポリシーへのインポートのロールバック

リソースが正常にインポートされると、mp_to_policy_importer プロセスは、クライアントのローカル ディスクにリソースの ID を保存します。インポーターの実行中に障害が発生すると、インポートされたすべてのリソースが直ちにロールバックされます。ロールバックに成功すると、これらのリソースはファイル システムから削除されます。ただし、ロールバック中に障害が発生した場合は、config.yamlrollback_imported_resourcesTrue に設定すると、mp_to_policy_importer を再度実行し、インポートされたリソースを手動で再試行してロールバックすることができます。すべてのリソースが正常にロールバックされると、インポーターはログを使用して処理を開始します。スクリプトによるロールバックに失敗した場合は、バックアップとリストア機能でクラスタを元の状態にリストアします。