セカンダリ NSX Manager には、プライマリ NSX Manager から同期されたユニバーサル セグメント ID プールが表示されます。また、セカンダリ NSX Manager に対してローカルなセグメント ID プールを作成できます。これを使用して、その NSX Manager に対してローカルな論理スイッチを作成します。
手順
- セカンダリ NSX Manager にリンクされた vCenter Server にログインし、 に移動して、[セグメント ID (Segment ID)] タブを選択します。
vCenter Server が拡張リンク モードの場合、リンクされた任意の vCenter Server からセカンダリ NSX Manager を構成できます。[セグメント ID (Segment ID)] タブに移動し、ドロップダウン メニューからセカンダリ NSX Manager を選択します。
- ローカル セグメント ID の範囲を入力します(20000 ~ 29999 など)。
警告:
指定するローカルおよびユニバーサルのセグメント ID 範囲は一意である必要があり、重複することはできません。
- いずれかのトランスポート ゾーンでマルチキャストまたはハイブリッドのレプリケーション モードを使用する場合、[マルチキャスト アドレス指定の有効化 (Enable multicast addressing)] を選択し、マルチキャスト アドレスまたはマルチキャスト アドレスの範囲を入力します。
警告:
Cross-vCenter NSX 環境でハイブリッド モードを選択する場合、指定するマルチキャスト アドレスが、環境内の NSX Manager 上で割り当てられた他のどのマルチキャスト アドレスとも競合しないようにする必要があります。
マルチキャスト アドレスの範囲を指定すると、ネットワーク全体にトラフィックが拡散し、1 つのマルチキャスト アドレスが過負荷に陥るのを防ぐことができ、適切な BUM レプリケーションが含まれるようになります。推奨されるマルチキャスト アドレス範囲は、239.0.1.0/24 で始まり、239.128.0.0/24 が除外されます。
239.0.0.0/24 または 239.128.0.0/24 をマルチキャスト アドレス範囲として使用しないでください。これは、これらのネットワークがローカル サブネット制御に使用されるため、つまりこれらのアドレスを使用するすべてのトラフィックが物理スイッチからフラッディングされるためです。使用できないマルチキャスト アドレスの詳細については、https://tools.ietf.org/html/draft-ietf-mboned-ipv4-mcast-unusable-01を参照してください。
タスクの結果
これで、セカンダリ NSX Manager には、プライマリ NSX Manager から提供されたインポート済みのユニバーサル セグメント ID と、ローカル セグメント ID の両方が設定されます。