NSX Manager と vCenter Server は 1 対 1 の関係を持ちます。つまり、1 つの NSX Manager のインスタンスに対し、vCenter Server は 1 台です。これは、NSX の Cross-vCenter 機能を使用している場合にもあてはまります。NSX Manager をインストールして、NSX 管理サービスが実行されていることを確認したら、次に vCenter Server を NSX Manager に登録します。

vCenter Server を登録できるのは、1 つの NSX Manager だけです。vCenter Server の登録を変更すると、影響を受けるすべての vCenter Server と NSX Manager に変更内容が正しく伝わらないという問題が発生することがあります。

たとえば、次のような初期構成の NSX Manager と vCenter Server があるとします。

  • NSX1 ----> VC1

  • NSX2 ----> VC2

NSX1 の構成を変更して vCenter Server を VC2 にした場合は、次のようになります。

  • NSX1 は、vCenter Server が VC2 であると正しく報告します。

  • VC2 は、NSX Manager が NSX1 であると正しく報告します。

  • VC1 は、NSX Manager が NSX1 であると間違って報告します。

  • NSX2 は、vCenter Server が VC2 であると間違って報告します。

つまり、vCenter Server がすでに 1 つの NSX Manager に登録され、次に別の NSX Manager が同じ vCenter Server を登録すると、vCenter Server は最初の NSX Manager との接続を自動的に解除して、新しい NSX Manager に接続します。しかし、最初の NSX Manager にログインしたときに、vCenter Server との接続は引き続き NSX Manager から報告されます。

この問題を回避するには、NSX Manager プラグインを VC2 に登録する前に VC1 から削除します。その手順については、NSX インストールの安全な削除を参照してください。

前提条件

  • NSX 管理サービスが実行されている必要があります。Web ブラウザを使用して NSX Manager アプライアンスの GUI(https://<nsx-manager-ip>)を開き、[サマリ (Summary)] タブでこれを確認できます。

  • NSX Manager と vCenter Server を同期するには、管理者ロールを持つ vCenter Server ユーザー アカウントが必要です。vCenter Server のパスワードに非 ASCII 文字が含まれている場合は、NSX Manager と vCenter Server の同期を行う前にパスワードを変更する必要があります。

手順

  1. Web ブラウザで、NSX Manager アプライアンスの GUI(https://<nsx-manager-ip> または https://<nsx-manager-hostname>)に移動し、NSX Manager のインストール時に設定したパスワードを使用して admin としてログインします。
  2. [アプライアンス管理] で、[vCenter 登録の管理 (Manage vCenter Registration)] をクリックします。

    次はその例です。

  3. vCenter Server の IP アドレスまたはホスト名を参照するように vCenter Server 要素を編集し、vCenter Server のユーザー名とパスワードを入力します。

    ユーザー名のベスト プラクティスは、administrator@vsphere.local か、作成しておいた代替アカウントを入力することです。ルート アカウントは使用しないでください。

  4. 証明書のサムプリントが vCenter Server の証明書と一致することを確認します。

    CA サーバに CA 署名付き証明書をインストールした場合は、CA 署名付き証明書のサムプリントが表示されます。CA 署名付き証明書をインストールしていない場合は、自己署名証明書が表示されます。

  5. NSX Manager がファイアウォール タイプのマスキング デバイスの背後に置かれていない限り [プラグイン スクリプトのダウンロード場所を変更する (Modify plugin script download location)] を選択しないでください。

    このオプションは、NSX Manager の代替 IP アドレスを入力できるようにするものです。NSX Manager をこのタイプのファイアウォールの背後に置くことは推奨されていないので注意してください。

  6. vCenter Server のステータスが [接続中 (Connected)] になっていることを確認します。

    次はその例です。

  7. 必須: vSphere Web Client を開いている場合は、vCenter Server からログアウトし、NSX Manager を vCenter Server に登録するために使用した管理者ロールを使用してログインし直します。

    これを行わない場合、vSphere Web Client の [ホーム (Home)] タブに [Networking and Security (Networking & Security)] アイコンが表示されません。

    [Networking and Security (Networking & Security)] アイコンをクリックして、新しくデプロイした NSX Manager が表示されることを確認します。

次のタスク

NSX Manager をインストールした直後に NSX Manager データをバックアップするようにスケジュール設定することをお勧めします。

NSX パートナー ソリューションがある場合は、パートナーのドキュメントを参照して、パートナー コンソールを NSX Manager に登録する方法を確認してください。

vSphere Web Client にログインし、[Networking and Security (Networking & Security)] アイコンが [ホーム (Home)] タブに表示されていることを確認します。すでにログインしている場合、このアイコンは表示されません。この新しいアイコンを表示するには、vSphere Web Client に再度ログインします。

これで、NSX コンポーネントをインストールして構成することができます。