vSphere 6.0 には、1 つ以上のプラットフォーム サービス コントローラを使用して複数の vCenter Server システムをリンクする拡張リンク モードが導入されています。これにより、vSphere Web Client 内で、リンクされたすべての vCenter Server システムのインベントリの表示と検索ができます。Cross-vCenter NSX 環境で拡張リンク モードを使用すると、1 つの vSphere Web Client からすべての NSX Manager を管理できます。

複数の vCenter Server が存在する大規模デプロイでは、Cross-vCenter NSX を vCenter Server の拡張リンク モードと併用すると効率的な場合があります。この 2 つの機能は補完的ですが、互いに独立しています。

Cross-vCenter NSX と拡張リンク モードの組み合わせ

Cross-vCenter NSX では、1 つのプライマリ NSX Manager と複数のセカンダリ NSX Manager を配置します。これらの各 NSX Manager は、独立した vCenter Server にリンクされます。プライマリ NSX Manager には、セカンダリ NSX Manager から表示できるユニバーサル NSX コンポーネント(スイッチ、ルーターなど)を作成できます。

個々の vCenter Server を拡張リンク モードと組み合わせてデプロイした場合、1 つの vCenter Server(1 つのウィンドウとも呼ばれる)で、すべての vCenter Server を表示して管理できます。

つまり、Cross-vCenter NSX を vCenter Server の拡張リンク モードと組み合わせた場合、リンクされた任意の vCenter Server から、すべての NSX Manager とすべてのユニバーサル NSX コンポーネントの表示と管理ができます。

拡張リンク モードなしでの Cross-vCenter NSX の使用

拡張リンク モードは、Cross-vCenter NSX の前提条件や要件ではありません。拡張リンク モードを使用しなくても、Cross-vCenter のユニバーサルトランスポート ゾーン、ユニバーサル スイッチ、ユニバーサル ルーター、およびユニバーサル ファイアウォール ルールを作成できます。ただし、拡張リンク モードを有効にしていない場合、個々の vCenter Server にログインして各 NSX Manager インスタンスにアクセスする必要があります。

vSphere 6.0 および拡張リンク モードの詳細情報

vSphere 6.0 および拡張リンク モードの詳細については、https://blogs.vmware.com/consulting/2015/03/vsphere-datacenter-design-vcenter-architecture-changes-vsphere-6-0-part-1.htmlを参照してください。

拡張リンク モードの使用を決定した場合は、『vSphere 6.0 のインストールとセットアップ』ガイド (http://pubs.vmware.com/vsphere-60/topic/com.vmware.vsphere.install.doc/GUID-7C9A1E23-7FCD-4295-9CB1-C932F2423C63.html) または『vSphere 6.0 のアップグレード』ガイド (http://pubs.vmware.com/vsphere-60/topic/com.vmware.vsphere.upgrade.doc/GUID-18B7B4BB-C24A-49CD-AE76-13285157B29F.html) を参照し、vSphere 6.0 および拡張リンク モードの最新の要件を確認してください。