NSX インフラストラクチャのアップグレード プロセスでは、最初に NSX Manager アプライアンスのアップグレードを行います。

警告:

vShield Manager アプライアンスのデプロイ済みインスタンスはアンインストールしないでください。

前提条件

  • システム要件の確認とバックアップの作成も含めて、NSX にアップグレードするための vCloud Networking and Security の準備に記載されているアップグレード準備タスクがすべて完了していることを確認します。

  • NSX Manager へのアップグレードに必要なディスク容量が vShield Manager にあることを確認します。NSX のシステム要件を参照してください。

  • NSX 6.2.x にアップグレードする前に、vShield Manager 仮想アプライアンスの予約済みメモリを 16 GB 以上に増加し、仮想 CPU を 4 個割り当てます。

    NSX のシステム要件を参照してください。

  • vShield Edge 5.5 より前のバージョンのインスタンスの場合は、すべて Shield バージョン 5.5 にアップグレードしてください。

    注意:

    vShield Manager を NSX Manager にアップグレードした後は、vShield Edge 5.5 より前のバージョンのインスタンスを管理または削除できません。

手順

  1. vShield Manager から参照できる場所に NSX のアップグレード バンドルをダウンロードします。アップグレード バンドル ファイルは、VMware-vShield-Manager-upgrade-bundle-to-NSX-release-buildNumber.tar.gz のような名前になっています。
  2. vShield Manager 5.5 インベントリ パネルから [設定とレポート] をクリックします。
  3. [アップデート] タブ、[アップグレード バンドルのアップロード] の順にクリックします。
  4. [ファイルを選択] を選択し、VMware-vShield-Manager-upgrade-bundle-to-NSX-release-buildNumber.tar.gz ファイルを選択して、[開く] をクリックします。
  5. [ファイルのアップロード] をクリックします。

    ファイルのアップロードには数分かかります。

  6. [インストール] をクリックして、アップグレード プロセスを開始します。
  7. [インストールの確認] をクリックします。アップグレード プロセスによって vShield Manager が再起動されるため、vShield Manager ユーザー インターフェイスへの接続が失われる可能性があります。その他の vShield コンポーネントは再起動されません。
  8. 再起動後、Web ブラウザ ウィンドウを開き、https://10.10.10.10 のように IP アドレスを入力して、NSX Manager 仮想マシンにログインします。アップグレードされた NSX Manager の IP アドレスは、vShield Manager と同じです。

    [サマリ] タブにインストールした NSX Manager のバージョンが表示されます。

  9. [ホーム] > [vCenter Server 登録の管理] の順に移動し、vCenter Server のステータスが 接続中 であることを確認します。
  10. vSphere Web Client にアクセスしている既存のブラウザ セッションを閉じます。数分待ち、ブラウザ キャッシュをクリアしてから vSphere Web Client に再ログインします。
  11. vShield Manager で SSH が有効になっていた場合は、アップグレード後に NSX Manager で有効にする必要があります。NSX Manager 仮想アプライアンスにログインし、[サマリの表示] をクリックします。[システム レベルのコンポーネント] で、SSH サービスの [開始] をクリックします。

タスクの結果

重要:

vCloud Networking and Security 5.x を NSX 6.x にアップグレードした後は、CLI 管理者のログイン認証情報を使用して、NSX Manager にログインする必要があります。これまで、vCloud Networking and Security では、CLI とユーザー インターフェイスにそれぞれ 1 つ、合わせて 2 つのパスワードが必要でした。NSX 6.x からは、1 つのパスワードのみが必要になります。次はその例です。

vCloud Networking and Security のパスワード

  • CLI のパスワード mypassword#123

  • ユーザー インターフェイスのパスワード mypassword#456

NSX にアップグレードした後のパスワード

  • CLI のパスワード mypassword#123

  • ユーザー インターフェイスのパスワード mypassword#123

NSX Manager のアップグレード後に、vSphere Web Client からログアウトし、再度ログインする必要があります。

NSX プラグインが vSphere Web Client に正しく表示されない場合、ブラウザのキャッシュと履歴をクリアしてください。この手順を行わないと、vSphere Web Client で NSX の設定を変更したときに「内部エラーが発生しました - エラー #1009」のようなエラーが表示される場合があります。

vSphere Web Clientで [Networking and Security] タブが表示されない場合には、vSphere Web Client サーバをリセットします。

  • vCenter Server 5.5 で https://<vcenter-ip>:5480 を開き、Web Client サーバを再起動します。

  • vCenter Server Appliance 6.0で、vCenter Server シェルに root ユーザーとしてログインし、次のコマンドを実行します。

    Command> shell.set --enabled True
    Command> shell
    localhost:~ # cd /bin
    localhost:~ # service-control --stop vsphere-client
    localhost:~ # service-control --start vsphere-client
    

  • Windows の vCenter Server 6.0 では、次のコマンドを実行するとアップグレードできます。

    cd C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin
    service-control --stop vspherewebclientsvc
    service-control --start vspherewebclientsvc
    

異なるバージョンの NSX プラグインが実行中の場合は、予期しないエラーを回避するため、異なるバージョンの NSX Manager を実行している vCenter Server の管理に別々の Web Client を使用することをお勧めします。

NSX Manager がアップグレードされたら、新しい NSX Manager バックアップ ファイルを作成します。NSX のバックアップとリストアを参照してください。以前の NSX Manager バックアップは、以前のリリースに対してのみ有効です。

次のタスク

vCloud Director 環境での NSX ライセンスのインストールと割り当て