NSX を正常にアップグレードするには、リリース ノートでアップグレードの問題を確認し、正しいアップグレード手順を実行していて、インフラストラクチャがアップグレードに対して適切に準備されていることを確認します。

警告:

ダウングレードはサポートされない:

  • アップグレードの前に、必ず NSX Manager をバックアップしてください。

  • NSX Manager が正常にアップグレードされたあとは、NSX をダウングレードできません。

アップグレードは、企業で定められているメンテナンス期間中に実施することをお勧めします。

次のガイドラインは、アップグレード前のチェックリストとして使用できます。

  1. vCenter Server が NSX のシステム要件を満たしていることを確認します。NSX のシステム要件を参照してください。

  2. ゲスト イントロスペクションまたはネットワーク拡張性に関するパートナー サービスが展開されている場合、アップグレードの前に互換性を確認します。

    • ほとんどの場合、パートナー ソリューションに影響を与えることなく NSX をアップグレードできます。アップグレードする NSX のバージョンと、パートナー ソリューションとの間に互換性がない場合、NSX をアップグレードする前に、パートナー ソリューションを互換性のあるバージョンにアップグレードする必要があります。

    • VMware 互換性ガイドでネットワークとセキュリティについて確認します。http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=securityを参照してください。

    • パートナー製品のドキュメントで、互換性とアップグレードの詳細について確認します。

  3. 環境内に Data Security がある場合は、NSX のアップグレード前にアンインストールしておきます。Data Security は、NSX 6.3.x でサポートされていません。NSX Data Security のアンインストールを参照してください。

  4. ハードウェア ゲートウェイ(ハードウェア VTEP)が環境にインストールされている場合、NSX 6.3.0 および 6.3.1 へのアップグレードはブロックされます。アップグレードの方法については、VMware サポートにお問い合わせください。詳細についてはhttps://kb.vmware.com/kb/2148511を参照してください。NSX 6.3.2 へのアップグレードは可能です。

  5. NSX 5.5 以前の NSX Edge アプライアンスの場合、NSX 6.x にアップグレードしてから、NSX 6.3.x にアップグレードします。

  6. NSX 6.3.3 にアップグレードする場合、NSX Controller クラスタに 3 台のコントローラ ノードが含まれている必要があります。3 台より少ない場合は、アップグレードを開始する前にノードを追加する必要があります。 コントローラ ノードの追加方法については、『NSX インストール ガイド』で「NSX Controller クラスタのデプロイ」を参照してください。

  7. 同じメンテナンス期間でアップグレードする NSX Manager を決定します。

    • Cross-vCenter NSX 環境の場合、同じメンテナンス期間内にプライマリ NSX Manager とすべてのセカンダリ NSX Manager を同じ NSX バージョンにアップグレードする必要があります。

    • 同じ SSO サーバを使用する vCenter Server システムに複数の NSX Manager が接続している場合、NSX Manager のバージョンのすべての組み合わせはサポートされません。サポートされる構成がメンテナンス期間の最後に残るように、NSX Manager のアップグレードをプラニングする必要があります。

      • 同じバージョンの NSX を使用している NSX Manager はすべてサポートされます。

      • 異なるバージョンの NSX を使用する NSX Manager がサポートされます。これは、1 つ以上の NSX Manager に NSX 6.4.0 以降がインストールされ、他のすべての NSX Manager に NSX 6.3.3 以降がインストールされている場合に適用されます。

  8. NSX Manager、vCenter Server、およびその他の NSX コンポーネントの最新のバックアップが作成済みであることを確認します。NSX のバックアップとリストアを参照してください。

  9. テクニカル サポート バンドルを作成します。

  10. nslookup コマンドを使用して、正引き/逆引きのドメイン名解決が動作していることを確認します。

  11. 環境で vSphere Update Manager (VUM) を使用している場合は、vCenter Server で bypassVumEnabled フラグが True に設定されていることを確認します。この設定によって、VUM がインストールされているときや使用できないときでも、VIB を ESXi ホストに直接インストールするように ESX Agent Manager (EAM) が設定されます。http://kb.vmware.com/kb/2053782 を参照してください。

  12. アップグレード バンドルをダウンロードしてステージングし、md5sum を使用して検証します。NSX アップグレード バンドルのダウンロードと MD5 の確認を参照してください。

  13. ベスト プラクティスとして、すべてのアップグレード手順が完了するまでの間、環境内ですべての運用を停止することをお勧めします。

  14. 指示があるまでは、NSX のコンポーネントとアプライアンスのパワーオフや削除を行わないでください。