ターゲット サブネットまたはホストのスタティック ルートを追加できます。
手順
- vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [NSX Edge] の順に移動します。
- NSX Edge をクリックします。
- [ルーティング] > [スタティック ルート] の順にクリックします。
- [追加 (Add)] をクリックします。
- CIDR 表記に [ネットワーク (Network)] を入力します。
- [ネクスト ホップ (Next Hop)] の IP アドレスを入力します。
ルーターは、ネクスト ホップに直接到達できる必要があります。ECMP が有効になっている場合は、IP アドレスのカンマ区切りリストとして複数のネクスト ホップを入力できます。
- NSX 6.4.4 以前のバージョンでは、ネクスト ホップは必須です。NSX 6.4.5 以降では、ネクスト ホップは ESG のオプションです。ネクスト ホップまたはインターフェイスのいずれかを指定できます。ネクスト ホップを指定すると、インターフェイスは選択できなくなります。また、その逆も同様です。
- ESG の GRE トンネル インターフェイスを介してマルチキャスト トラフィックが送信される場合は、スタティック ルートを設定するときに、ネクスト ホップのリモート GRE トンネル エンドポイントの IP アドレスを指定する必要があります。
- 分散論理ルーターとユニバーサル分散論理ルーターの場合、ネクスト ホップは必須です。
- スタティック ルートを追加する [インターフェイス (Interface)] を選択します。
[インターフェイス] ドロップダウン メニューには GRE トンネル インターフェイスが表示されません。
- [MTU] では、必要に応じてデータ パケット転送の最大値を編集します。
MTU は、 NSX Edge インターフェイスで設定された MTU を超えることはできません。
- 要求された場合は、[管理ディスタンス (Admin Distance)] を入力します。
1 ~ 255 の値を選択します。特定のネットワークに対して複数のルートがある場合、アドミニストレーティブ ディスタンスを使用してどのルートを使用するかを選択します。アドミニストレーティブ ディスタンスが低いほど、ルートの優先順位は高くなります。
表 1. デフォルトのアドミニストレーティブ ディスタンス ルート ソース デフォルトのアドミニストレーティブ ディスタンス 接続済み 0 スタティック 1 外部 BGP 20 OSPF エリア内 30 OSPF エリア間 110 内部 BGP 200 管理ディスタンスを 255 にすると、スタティック ルートがルーティング テーブル (RIB) とデータ プレーンから除外されるため、ルートが使用されません。
- (オプション) [ロケール ID (Locale ID)] を入力します。
デフォルトでは、ルートのロケール ID は NSX Manager と同じです。ここで指定したロケール ID は、このロケール ID を持つルートに関連付けられます。これらのルートは、ロケール ID が一致するホストにのみ送信されます。詳細については Cross-vCenter NSX トポロジを参照してください。
- (オプション) スタティック ルートの [説明 (Description)] を入力します。
- [OK] をクリックします。