ターゲット サブネットまたはホストのスタティック ルートを追加できます。

手順

  1. vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [NSX Edge] の順に移動します。
  2. NSX Edge をクリックします。
  3. [ルーティング] > [スタティック ルート] の順にクリックします。
  4. [追加 (Add)] をクリックします。
  5. CIDR 表記に [ネットワーク (Network)] を入力します。
  6. [ネクスト ホップ (Next Hop)] の IP アドレスを入力します。
    ルーターは、ネクスト ホップに直接到達できる必要があります。ECMP が有効になっている場合は、IP アドレスのカンマ区切りリストとして複数のネクスト ホップを入力できます。
    • NSX 6.4.4 以前のバージョンでは、ネクスト ホップは必須です。NSX 6.4.5 以降では、ネクスト ホップは ESG のオプションです。ネクスト ホップまたはインターフェイスのいずれかを指定できます。ネクスト ホップを指定すると、インターフェイスは選択できなくなります。また、その逆も同様です。
    • ESG の GRE トンネル インターフェイスを介してマルチキャスト トラフィックが送信される場合は、スタティック ルートを設定するときに、ネクスト ホップのリモート GRE トンネル エンドポイントの IP アドレスを指定する必要があります。
    • 分散論理ルーターとユニバーサル分散論理ルーターの場合、ネクスト ホップは必須です。
  7. スタティック ルートを追加する [インターフェイス (Interface)] を選択します。
    [インターフェイス] ドロップダウン メニューには GRE トンネル インターフェイスが表示されません。
  8. [MTU] では、必要に応じてデータ パケット転送の最大値を編集します。
    MTU は、 NSX Edge インターフェイスで設定された MTU を超えることはできません。
  9. 要求された場合は、[管理ディスタンス (Admin Distance)] を入力します。
    1 ~ 255 の値を選択します。特定のネットワークに対して複数のルートがある場合、アドミニストレーティブ ディスタンスを使用してどのルートを使用するかを選択します。アドミニストレーティブ ディスタンスが低いほど、ルートの優先順位は高くなります。
    表 1. デフォルトのアドミニストレーティブ ディスタンス
    ルート ソース デフォルトのアドミニストレーティブ ディスタンス
    接続済み 0
    スタティック 1
    外部 BGP 20
    OSPF エリア内 30
    OSPF エリア間 110
    内部 BGP 200

    管理ディスタンスを 255 にすると、スタティック ルートがルーティング テーブル (RIB) とデータ プレーンから除外されるため、ルートが使用されません。

  10. (オプション) [ロケール ID (Locale ID)] を入力します。
    デフォルトでは、ルートのロケール ID は NSX Manager と同じです。ここで指定したロケール ID は、このロケール ID を持つルートに関連付けられます。これらのルートは、ロケール ID が一致するホストにのみ送信されます。詳細については Cross-vCenter NSX トポロジを参照してください。
  11. (オプション) スタティック ルートの [説明 (Description)] を入力します。
  12. [OK] をクリックします。