一般に、内部インターフェイスは East-West トラフィック用であり、アップリンク インターフェイスは North-South トラフィック用です。
NSX Edge サービス ゲートウェイ (ESG) には、最大 10 個の内部インターフェイス、アップリンク インターフェイス、またはトランク インターフェイスを指定できます。この制限は NSX Manager によって適用されます。分散論理ルーター (DLR) を Edge Services Gateway (ESG) に接続する場合、ルーターのインターフェイスがアップリンク インターフェイスになり、ESG のインターフェイスが内部インターフェイスになります。NSX トランク インターフェイスは内部ネットワーク用であり、外部ネットワーク用ではありません。トランク インターフェイスを使用すると、複数の内部ネットワーク(VLAN または VXLAN のどちらか)のトランキングができます。
NSX Data Center デプロイでは、1 台の ESXi ホスト上に最大 1,000 個の分散論理ルーター (DLR) インスタンスを持つことができます。1 つの分散論理ルーターには、最大 8 個のアップリンク インターフェイスと最大 991 個の内部インターフェイスを設定できます。この制限は NSX Manager によって適用されます。NSX Data Center 環境でのインターフェイスのスケーリングについては、https://communities.vmware.com/docs/DOC-27683 にある『NSX Network Virtualization Design Guide 』を参照してください。
注:
NSX Data Center for vSphere 6.2.x、6.3.x および 6.4.x の NSX ESG インターフェイスでは、IPv6 マルチキャスト アドレスはサポートされていません。
手順
- vSphere Web Client にログインします。
- の順にクリックします。
- NSX Edge をダブルクリックします。
- の順にクリックして、NSX Edge インターフェイスの設定に移動します。
- インターフェイスを選択して、[編集 (Edit)]( または )アイコンをクリックします。
- [Edge インターフェイスの編集] ダイアログ ボックスで、インターフェイスの名前を入力します。
- このインターフェイスが内部か外部(アップリンク)かを指定するには、[内部 (Internal)] または [アップリンク (Uplink)] をクリックします。
サブ インターフェイスを作成する場合は、
[トランク (Trunk)] を選択します。詳細については、
サブ インターフェイスの追加を参照してください。
- このインターフェイスを接続するポート グループまたは論理スイッチを選択します。
- [接続先 (Connected To)] テキスト ボックスの横にある または [変更 (Change)] をクリックします。
- インターフェイスに接続する対象に応じて、[論理スイッチ (Logical Switch)]、[標準ポート グループ (Standard Port Group)] または [分散仮想ポート グループ (Distributed Virtual Port Group)] タブをクリックします。
- 適切な論理スイッチまたはポート グループを選択して、[OK] をクリックします。
- インターフェイスの接続ステータスを選択します。
- [サブネットの構成 (Configure Subnets)] で、[追加 (Add)] アイコンをクリックし、インターフェイスのサブネットを追加します。
1 つのインターフェイスには、重複しないサブネットを複数設定できます。1 つのプライマリ IP アドレスを入力し、複数のセカンダリ IP アドレスをカンマ区切りで入力します。
NSX Edge は、プライマリ IP アドレスをローカルで生成されたトラフィックの送信元のアドレスとして認識します。機能の設定を行う前に、インターフェイスに IP アドレスを追加する必要があります。
- インターフェイスのサブネット プリフィックス長またはサブネット マスクを入力します。
- NSX 6.4.4 以降を使用している場合は、[詳細 (Advanced)] タブをクリックして、この手順の残りの操作を行います。NSX 6.4.3 以前を使用している場合は、次の手順に進みます。
- 必要に応じてデフォルトの MTU を変更します。
- [オプション (Options)] で、次のオプションを指定します。
オプション |
説明 |
プロキシ ARP |
異なるインターフェイス間での重複ネットワーク転送をサポートします。 |
ICMP リダイレクトの送信 |
ルーティング情報を各ホストに伝達します。 |
リバース パス フィルタ |
転送するパケット内にある送信元のアドレスの到達可能性を確認します。有効な場合は、ルーターが戻りパケットの転送に使用するインターフェイスで、パケットを受信する必要があります。Loose モードの場合、送信元アドレスがルーティング テーブルに含まれている必要があります。 |
- フェンス パラメータを入力します。
複数のフェンスされた環境で IP アドレスと MAC アドレスを再使用する場合は、フェンス パラメータを設定します。たとえば、クラウド管理プラットフォーム (CMP) では、フェンスを設定することで、同じ IP アドレスと MAC アドレスを完全に分離、つまり「フェンス」して、複数のクラウド インスタンスを同時に実行できるようになります。
- [保存 (Save)] または [OK] をクリックします。