ゲスト イントロスペクション をインストールすると、クラスタ内の各ホストに新しい VIB とサービス仮想マシンが自動的にインストールされます。ゲスト イントロスペクション は、アクティビティ モニタリングおよびいくつかのサードパーティ セキュリティ ソリューションに必要です。
注: vMotion/Storage vMotion を使用してサービス仮想マシンを移行することはできません。サービス仮想マシンが正常に動作するには、展開されたホストに配置しておく必要があります。
前提条件
このインストール手順の前提条件として、下記のシステムが必要です。
- データセンター内のクラスタの各ホストに、サポート対象のバージョンの vCenter Server および ESXi がインストールされている
- ゲスト イントロスペクションをインストールするクラスタのホストで、NSX の準備が完了している『NSX インストール ガイド』の「NSX 用ホスト クラスタの準備」を参照してください。ゲスト イントロスペクション はスタンドアローン ホストにはインストールできません。アンチウイルスのオフロード機能を使用する目的で、ゲスト イントロスペクション のデプロイと管理を行う場合、ホストで NSX の準備を行う必要はありません。また、NSX for vShield Endpoint ライセンスでは、このような使い方は許可されません。
- NSX Manager のインストールと実行
- NSX Manager と、ゲスト イントロスペクション サービスを実行する準備済みホストが同じ NTP サーバにリンクされ、時刻が同期されていることを確認します。これを行わない場合、ゲスト イントロスペクションとサードパーティ サービスに対して、クラスタのステータスが問題がないことを示す緑で表示されているにもかかわらず、仮想マシンがアンチウイルス サービスによって保護されていないことがあります。
NTP サーバを追加した場合、ゲスト イントロスペクションとすべてのサードパーティ サービスを再デプロイすることをお勧めします。
- ネットワークに vSphere 7.0 以降が存在する場合は、vCenter Server クラスタが ESXi ホストのライフサイクル管理に vSphere Lifecycle Manager (vLCM) イメージを使用していないことを確認します。vLCM イメージを使用する vCenter Server クラスタにゲスト イントロスペクション サービスをインストールすることはできません。
クラスタ内のホストの管理に vLCM イメージが使用されているかどうか確認するには、vSphere Client にログインし、[ホストおよびクラスタ] に移動します。ナビゲーション ペインでクラスタをクリックし、 の順に移動します。クラスタで vLCM イメージが使用されていない場合は、[SetUp Image] ボタンが表示されます。クラスタで vLCM イメージが使用されている場合は、ESXi バージョン、ベンダーのアドオン、イメージのコンプライアンスの詳細など、イメージの詳細が表示されます。
ゲスト イントロスペクション サービス仮想マシンに IP アドレス プールから IP アドレスを割り当てる場合は、ゲスト イントロスペクション をインストールする前に IP アドレス プールを作成します。『NSX 管理ガイド』の「IP アドレス プールの使用」を参照してください。
注意:
ゲスト イントロスペクション は、169.254.x.x サブネットを使用して、内部的に GI サービスの IP アドレスを割り当てます。
ESXi ホストの VMkernel インターフェイスに 169.254.1.1 の IP アドレスを割り当てると、
ゲスト イントロスペクション のインストールが失敗します。GI サービスは、この IP アドレスを内部通信に使用します。
vSphere Fault Tolerance は、ゲスト イントロスペクション とは連携しません。
ステートレス ESXi ホストで vSphere Auto Deploy を使用している場合、ゲスト イントロスペクション はサポートされません。