マルチサイト Cross-vCenter NSX 環境のすべてのサイトは、出力方向トラフィックに同じ物理ルーターを使用できます。ただし、出力方向ルートをカスタマイズする必要がある場合は、ユニバーサル分散論理ルーターを作成するとき、Local Egress(ローカル出力方向)機能を有効にする必要があります。

Local Egress により、ユニバーサル分散論理ルーター、クラスタ、またはホスト レベルでルートをカスタマイズできます。マルチサイトにおける Cross-vCenter NSX 環境を示す次の例では、Local Egress(ローカル出力方向)が有効になっています。各サイトの Edge Services Gateway (ESG) には、そのサイトの物理ルーター経由でトラフィックを送出するデフォルトのルートがあります。ユニバーサル分散論理ルーターは、各サイトに 1 つずつ、計 2 台のアプライアンスで設定されています。アプライアンスは、自サイトの ESG からルートを学習します。学習したルートはユニバーサル コントローラ クラスタに送信されます。Local Egress(ローカル出力方向)が有効になっているため、サイトのロケール ID がこれらのルートに関連付けられます。ユニバーサル コントローラ クラスタは、対応するロケール ID を持つルートをホストに送信します。サイト A のアプライアンスで学習されたルートはサイト A のホストに、サイト B のアプライアンスで学習されたルートはサイト B のホストに送信されます。

Local Egress の詳細については、https://communities.vmware.com/docs/DOC-32552にある『Cross-vCenter NSX の設計ガイド』を参照してください。

サイト A とサイト B という 2 つのサイトがある Cross-vCenter NSX 環境の論理ビュー。両方のサイトで、Local Egress トラフィックが有効になっています。