スタンドアローン L2 VPN Edge アプライアンスの NSX Edge コンソールにログインして、高可用性 (HA) を設定し、両方の L2 VPN Edge アプライアンス間で高可用性 (HA) を有効にします。

同じ設定の 2 つの L2 VPN Edge クライアント(L2VPN-Client-01 と L2VPN-Client-02)がデプロイされています。L2VPN-Client-01 の /30 IP サブネット アドレスは 192.168.1.1 で、L2VPN-Client-02 は 192.168.1.2 です。ここでは、Node-1 が L2VPN-Client-01 で、Node-2 が L2VPN-Client-02 です。

前提条件

  • 両方の L2 VPN Edge アプライアンスで高可用性 (HA) を有効にします。
  • 高可用性の IP アドレス、高可用性のインデックス値、Dead 間隔などの高可用性の設定が両方のノードで行われていることを確認します。
  • 両方のスタンドアローン L2 VPN Edge クライアントに同じ VPN が設定されていることを確認します。

手順

  1. 各ノードにログインし、両方のノードで ha get-local node コマンドを実行して、3 つの vNIC インターフェイス カードの MAC アドレスを取得します。
    Node-1 の場合:
    nsx-l2vpn-edge(config)# ha get-localnode
    00:50:56:90:12:ea  00:50:56:90:97:ca  00:50:56:90:d9:69
    Node-2 の場合:
    nsx-l2vpn-edge(config)# ha get-localnode
    00:50:56:90:1c:75  00:50:56:90:34:c1  00:50:56:90:36:80
  2. 両方のノードで ha set-peernode コマンドを実行し、Node-1 の MAC アドレスを Node-2 に割り当て、Node-2 の MAC アドレスを Node-1 に割り当てます。
    たとえば、Node-2 の MAC アドレスを Node-1 に割り当てます。
    nsx-l2vpn-edge(config)# ha set-peernode 00:50:56:90:1c:75 00:50:56:90:34:c1 00:50:56:90:36:80
    たとえば、Node-1 の MAC アドレスを Node-2 に割り当てます。
    nsx-l2vpn-edge(config)# ha set-peernode 0:50:56:90:12:ea  00:50:56:90:97:ca  00:50:56:90:d9:69
  3. 高可用性を開始するには、各ノードで ha admin-state UP コマンドを実行します。
    たとえば、Node-1 と Node-2 で次のコマンドを実行します。
    nsx-l2vpn-edge(config)# ha admin-state UP
    注: 次の例のように、UP は大文字で入力します。
  4. 両方のノードで commit コマンドを実行して、高可用性の設定を保存し、Node-1 と Node-2 の間で高可用性を有効にします。
    たとえば、Node-1 と Node-2 で次のコマンドを実行します。
    nsx-l2vpn-edge(config)# commit
    High Availability Feature is enabled on this appliance. Please make sure to make
    similar configuration on paired Standalone Edge appliance.

結果

高可用性の設定が両方のノードで保存され、ノード間で高可用性が有効になります。

次のタスク

各ノードにログインし、両方のノードで show service highavailability コマンドを実行して、高可用性のステータスを確認します。

L2VPN-Client-01 ノードの CLI に次の出力が表示されます。
スタンドアロン L2 VPN クライアント 1 のコマンドライン出力
L2VPN-Client-02 ノードの CLI に次の出力が表示されます。
L2 VPN クライアント 2 のコマンドライン出力

どの段階でも、高可用性のリンク ステータスを確認する場合は、各ノードで show service highavailability link コマンドを実行します。このコマンドを実行すると、ローカルとピアの /30 IP サブネット アドレスが表示されます。これは、スタンドアローン L2 VPN ノードのデプロイで設定したアドレスです。

Node-1 の場合:
nsx-l2vpn-edge> show service highavailability link
Local IP address: 192.168.1.1/30
Peer IP Address: 192.168.1.2/30