スタンドアローン L2 VPN クライアントで障害が発生したり、クラッシュした場合、新しいスタンドアローン L2 VPN クライアントをデプロイし、デプロイされたアプライアンスを NSX Edge コンソールから設定することで、障害の起きたアプライアンスを交換することができます。
L2VPN-Client-01 と L2VPN-Client-02 という 2 台のスタンドアローン L2 VPN クライアント アプライアンスをデプロイし、このアプライアンス間で高可用性を有効にしているとします。L2VPN-Client-01 ノードは、障害が発生したかクラッシュしています。障害が起きたノードを置換するには、L2VPN-Client-Replace という新しいスタンドアローン L2 VPN クライアント アプライアンスをデプロイし、アクティブ ノードと同じ VPN 設定を指定します。
手順
- アクティブ ノード (L2VPN-Client-02) のコンソールにログインし、高可用性のインデックスを確認します。
- L2VPN-Client-02 ノードで ha get-localnode コマンドを実行して、vNIC の MAC アドレスを取得し、このコマンドの CLI 出力をコピーします。
- 新しいスタンドアローン L2 VPN クライアントのアプライアンスをデプロイし、名前を L2VPN-Client-Replace に変更します。デプロイ中に次の詳細設定を指定します。
- 高可用性機能を有効にします。
- ノード 0 とノード 1 の両方に適切な高可用性 IP アドレスを入力します。IP アドレスは、/30 IP サブネットにする必要があります。
- 高可用性インデックス値を選択します。
- 高可用性インデックス 1 のノードで障害が発生した場合、L2VPN-Client-Replace アプライアンスの高可用性インデックスを 0 に選択します。
- 高可用性インデックス 0 のノードで障害が発生した場合、L2VPN-Client-Replace アプライアンスの高可用性インデックスを 1 に選択します。
- 新しい L2VPN-Client-Replace アプライアンスのコンソールにログインし、次の操作を行います。
- ha set-peernode コマンドを実行して、ピア ノード (L2VPN-Client-02) の MAC アドレスを設定します。
- ha get-localnode コマンドを実行して、このコマンドの CLI 出力をコピーします。
- アクティブ ノード (L2VPN-Client-02) のコンソールにログインして ha set-peernode コマンドを実行し、新しくデプロイしたアプライアンス (L2VPN-Client-Replace) の vNIC MAC アドレスを設定します。
- 最後に、L2VPN-Client-02 と L2VPN-Client-Replace の両方のアプライアンスで commit コマンドを実行します。