NSX Manager をリストアすると、バックアップ ファイルが NSX Manager アプライアンスでロードされます。バックアップ ファイルは、NSX Manager がアクセスできるリモート FTP または SFTP の場所に保存する必要があります。NSX Manager データには、構成テーブル、イベント テーブル、監査ログ テーブルが含まれます。

重要: バックアップ ファイルをリストアする前に、現在のデータをバックアップしてください。

前提条件

NSX Manager データをリストアする前に、NSX Manager アプライアンスを再インストールすることをお勧めします。既存の NSX Manager アプライアンスでリストア操作を実行しても機能する可能性はありますが、サポートされていません。既存の NSX Manager で障害が発生した場合は、新規の NSX Manager アプライアンスをデプロイすることが想定されています。

ベスト プラクティスとしては、新規でデプロイする NSX Manager アプライアンスの IP アドレス情報およびバックアップ場所の情報の指定に使用できるように、既存の NSX Manager アプライアンスの現在の設定をメモします。

手順

  1. 既存の NSX Manager アプライアンスのすべての設定をメモします。また、FTP サーバの設定も書き留めておきます。
  2. NSX Manager アプライアンスを新規にデプロイします。
    バージョンはバックアップした NSX Manager アプライアンスと同じである必要があります。
  3. 新規の NSX Manager アプライアンスにログインします。
  4. [アプライアンス管理] で、[バックアップとリストア (Backups & Restore)] をクリックします。
  5. [FTP サーバ設定] で、[変更 (Change)] をクリックして FTP サーバ設定を追加します。
    バックアップ先画面の [ホスト IP アドレス (Host IP Address)][ユーザー名 (User Name)][パスワード (Password)][バックアップ ディレクトリ (Backup Directory)][ファイル名のプリフィックス (Filename Prefix)][パスフレーズ (Pass Phrase)] の各フィールドで、リストアするバックアップの場所を識別する必要があります。
    [バックアップ履歴 (Backup History)] セクションにバックアップ フォルダが表示されます。
    注: [バックアップ履歴 (Backup History)] セクションにバックアップ フォルダが表示されない場合は、FTP サーバ設定を確認します。FTP サーバに接続し、バックアップ フォルダを表示できるかどうかを確認してください。
  6. [バックアップ履歴 (Backup History)] セクションで、リストアするバックアップ フォルダを選択し、[リストア (Restore)] をクリックします。
    NSX Manager データのリストアが開始されます。

結果

NSX の設定が NSX Manager にリストアされます。

注意: NSX Manager のバックアップをリストアした後、NSX Edge アプライアンスと論理スイッチを正常に動作させるため、追加のアクションが必要になる場合があります。 NSX Edge のリストアおよび 論理スイッチの非同期エラーの解決を参照してください。