ユニバーサル分散論理ルーターの作成時に Local Egress(ローカル出力方向)が有効になっている場合、ホストのロケール ID がルートに関連付けられたロケール ID と一致する場合に限り、ルートがホストに送信されます。ホストのクラスタまたはホスト上にロケール ID を設定することで、ルートを選択的にホストに送信できます。

前提条件

ホストまたはクラスタに対してルーティングを実行するユニバーサル分散論理ルーターは、Local Egress(ローカル出力方向)を有効にした状態で作成されている必要があります。

手順

  1. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [インストールとアップグレード (Installation and Upgrade)] > [ホストの準備 (Host Preparation)] の順に移動します。
  2. 設定する必要のあるホストまたはクラスタを管理する NSX Manager を選択します。
  3. ロケール ID を変更するには、次の手順に従います。
    NSX バージョン 手順
    NSX 6.4.1 以降
    1. 左側のペインからクラスタをクリックします。右側のペインで、選択したクラスタ内のホストがホスト テーブルに表示されます。
    2. クラスタのロケール ID を変更するには、[アクション (Actions)] > [ロケール ID の変更 (Change Locale ID)] の順にクリックします。
    3. ホストのロケール ID を変更するには、ホストの横にある 3 つのドット メニュー(縦に並んだ 3 つのドット アイコン)をクリックし、[ロケール ID の変更 (Change Locale ID)] をクリックします。
    4. 新しいロケール ID を入力して、[保存 (Save)] をクリックします。
      注:

      ロケール ID は UUID 形式である必要があります。例:XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX。ここで、各 X は 16 進数字(0 ~ F)で置き換えられます。

    NSX 6.4.0
    1. 変更するホストまたはクラスタを選択します。必要に応じて、クラスタを展開してホストを表示します。
    2. [アクション (Actions)] > [ロケール ID の変更 (Change Locale ID)] [] の順にクリックします。
    3. 新しいロケール ID を入力して、[OK] をクリックします。
      注:

      ロケール ID は UUID 形式である必要があります。例:XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX。ここで、各 X は 16 進数字(0 ~ F)で置き換えられます。

結果

ユニバーサル コントローラ クラスタは、この新しいロケール ID に一致するルートのみをホストに送信します。

次のタスク

ロケール ID が指定されたスタティック ルートを設定します。