NSX Edge のインストール時に指定した高可用性設定を変更できます。

注: NSX 6.2.3 以降、高可用性構成の 2 台目の Edge アプライアンス仮想マシン用に十分なリソースを予約できない場合、既存の Edge で高可用性機能 (HA) を有効にすると失敗します。その場合、直近の正常な設定にロール バックします。

手順

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [NSX Edge] の順にクリックします。
  3. NSX Edge をダブルクリックします。
  4. 移動して、Edge 高可用性を設定します。
    バージョン 手順
    NSX 6.4.4 以降
    1. [管理 (Manage)] > [設定 (Settings)] > [高可用性 (High Availability)] の順にクリックします。
    2. 次の操作を行います。
      • 高可用性の設定を編集するには、[高可用性設定] の横にある [編集 (Edit)] をクリックします。
      • 分散論理ルーター アプライアンスの管理/高可用性インターフェイスの設定を編集するには、[管理/高可用性インターフェイス] の横にある [編集 (Edit)] をクリックします。
    NSX 6.4.3 以前
    1. [管理 (Manage)] > [設定 (Settings)] > [設定 (Configuration)] の順にクリックします。
    2. 次の操作を行います。
      • 高可用性の設定を編集するには、[高可用性設定 (HA Configuration)] ペインに移動し、[変更 (Change)] をクリックします。
      • 分散論理ルーター アプライアンスの管理/高可用性インターフェイスの設定を編集するには、[高可用性インターフェイスの設定 (HA Interface Configuration)] ペインに移動し、[変更 (Change)] をクリックします。
  5. 高可用性の設定を変更します。高可用性の設定オプションの説明については、次の表を参照してください。
    表 1. 共通の高可用性 (HA) 設定オプション
    オプション 説明
    デッドタイムを宣言

    バックアップ アプライアンスがプライマリ アプライアンスからハートビート信号を受信しない場合に、プライマリ アプライアンスを非アクティブと見なし、バックアップ アプライアンスで引き継ぐまでの最大期間を秒単位で入力します。デフォルトの間隔は 15 秒です。

    ログ アプライアンスでのログ作成を有効または無効にします。
    ログ レベル アプライアンスで収集するログ情報のレベルを選択します。
    表 2. NSX Edge Services Gateway アプライアンスの高可用性設定オプション
    オプション 説明
    vNIC

    高可用性パラメータを設定する内部インターフェイスを選択します。

    内部インターフェイスが設定されていない状態でインターフェイスに「任意」を選択した場合、ユーザー インターフェイスではエラーが表示されます。2 台の Edge アプライアンスが作成されますが、内部インターフェイスが設定されていないため、新しい NSX Edge はスタンバイのままとなり、高可用性 (HA) は無効になります。内部インターフェイスを設定すると、NSX Edge アプライアンス上で高可用性 (HA) が有効になります。

    管理 IP アドレス

    オプション: 2 つの管理 IP アドレスを CIDR 形式で入力して、高可用性仮想マシンに割り当てられたローカル リンク IP アドレスを上書きすることができます。管理 IP アドレスが他のインターフェイスに使用されている IP アドレスと重複しておらず、トラフィックのルーティングを妨げていないことを確認します。ネットワーク上の他の場所の IP アドレスを使用しないでください。これは、そのネットワークがアプライアンスに直接接続されていない場合でも同様です。

    表 3. 分散論理ルーター アプライアンスの高可用性設定オプション
    オプション 説明
    接続先

    分散ポート グループまたは論理スイッチに高可用性インターフェイスを接続します。このインターフェイスを高可用性インターフェイスとしてのみ使用している場合は、論理スイッチを使用します。/30 サブネットは、リンク ローカル範囲 169.254.0.0/16 から割り当てられ、2 つの NSX Edge アプライアンスそれぞれの IP アドレスを用意するために使用されます。

    IP アドレス(NSX Data Center for vSphere 6.4.3 以前で使用可能)

    オプション: 高可用性 (HA) インターフェイスを NSX Edge への接続に使用する場合は、高可用性 (HA) インターフェイス用に別の IP アドレスとプリフィックスを指定できます。

    注: 高可用性 (HA) が有効になる前に、この Edge アプライアンスで L2 VPN が構成されている場合、少なくとも 2 つの内部インターフェイスが設定されている必要があります。L2 VPN ですでに使用されているこの Edge で 1 つのインターフェイスが設定されている場合、Edge アプライアンスの高可用性は無効になります。
  6. [保存 (Save)] または [OK] をクリックします。