セカンダリ NSX Manager には、プライマリ NSX Manager から同期されたユニバーサル セグメント ID プールが表示されます。また、セカンダリ NSX Manager にローカルなセグメント ID プールを作成できます。これを使用して、その NSX Manager にローカルな論理スイッチを作成します。ユニバーサル論理スイッチのみを作成する場合、セカンダリ NSX Manager にローカルなセグメント ID プールを追加する必要はありません。

前提条件

セグメント ID プールおよびマルチキャスト アドレスの計画に関する前提条件とガイダンスについては、プライマリ NSX Manager へのセグメント ID プールとマルチキャスト アドレスの割り当てを参照してください。

手順

  1. vSphere Web Client を使用して、変更する NSX Manager に登録されている vCenter Server システムにログインします。
    Cross-vCenter NSX 環境内の vCenter Server システムが拡張リンク モードになっている場合は、リンクされた vCenter Server システムの [NSX Manager] ドロップダウン メニューから関連する NSX Manager を選択することで、その NSX Manager にアクセスできます。
  2. 論理ネットワークの設定に移動します。
    • NSX 6.4.1 以降の場合は、[ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [インストールとアップグレード (Installation and Upgrade)] > [論理ネットワークの設定 (Logical Network Settings)] の順に移動します。
    • NSX 6.4.0 の場合は、[ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [インストールとアップグレード (Installation and Upgrade)] > [論理ネットワークの準備 (Logical Network Preparation)] の順に移動します。
  3. セグメント ID プールの設定に移動します。
    • NSX 6.4.1 以降の場合は、[VXLAN 設定 (VXLAN Settings)] をクリックして、セグメント ID の横にある [編集 (Edit)] をクリックします。
    • NSX 6.4.0 の場合は、[セグメント ID (Segment ID)] > [編集 (Edit)] の順にクリックします。
  4. [NSX Manager] ドロップダウン メニューで、適切な NSX Manager が選択されていることを確認します。
  5. ローカル セグメント ID の範囲を入力します(20000 ~ 29999 など)。
    注意: 指定するローカルおよびユニバーサルの各セグメント ID 範囲は、重複することはできません。
  6. (オプション) いずれかのトランスポート ゾーンでマルチキャストまたはハイブリッドのレプリケーション モードを使用する場合は、[マルチキャスト アドレス指定の有効化 (Enable multicast addressing)] を選択し、マルチキャスト アドレスまたはマルチキャスト アドレスの範囲を入力します。
    注意: 指定したマルチキャスト アドレスが、Cross-vCenter NSX 環境内の NSX Manager で割り当てられた他のマルチキャスト アドレスと競合しないことを確認します。

結果

これで、セカンダリ NSX Manager には、プライマリ NSX Manager から提供されたインポート済みのユニバーサル セグメント ID と、ローカル セグメント ID の両方が設定されます。