NSX Manager には、プライマリ、セカンダリ、スタンドアロン、または移行などのロールを割り当てることができます。プライマリ NSX Manager では特殊な同期ソフトウェアが動作しており、すべてのユニバーサル オブジェクトがセカンダリ NSX Manager と同期されます。

NSX Manager のロールを変更する際には、それによって何が行われるのかを理解しておくことが重要です。

プライマリとして設定
NSX Manager のロールをプライマリに設定して、同期ソフトウェアを開始します。NSX Manager のロールがすでにプライマリまたはセカンダリになっている場合、この操作は失敗します。
(セカンダリから)スタンドアロンとして設定
NSX Manager のロールをスタンドアロン モードまたは移行モードに設定します。この操作は、NSX Manager がすでにスタンドアロン ロールになっている場合、失敗することがあります。
(プライマリから)スタンドアロンとして設定

プライマリ NSX Manager をスタンドアロン モードまたは移行モードにリセットし、同期ソフトウェアを停止して、すべてのセカンダリ NSX Manager の登録を解除します。この操作は、NSX Manager がすでにスタンドアロンになっているか、いずれかのセカンダリ NSX Manager が到達不能の場合、失敗することがあります。

プライマリから接続解除

セカンダリ NSX Manager に対してこの操作を実行すると、そのセカンダリ NSX Manager は、プライマリ NSX Manager から一方的に接続解除されます。この操作は、プライマリ NSX Manager でリカバリ不能な障害が発生しており、セカンダリ NSX Manager を新しいプライマリに登録する必要がある場合に使用します。元のプライマリ NSX Manager が正常な状態に復帰した場合、データベースには、このセカンダリ NSX Manager が登録されたままの状態になっています。この問題を解決するには、元のプライマリ NSX Manager からセカンダリ NSX Manager を接続解除(登録解除)する際に、[force] オプションを指定します。[force] オプションを指定すると、元の NSX Manager のデータベースからセカンダリ NSX Manager が削除されます。