このセクションでは、ネットワーク仮想化の準備ができているクラスタからホストを削除する手順を説明します。たとえば、ホストを NSX に参加させない場合は、そのホストを削除できます。

重要: ホストに NSX 6.3.0 以降と ESXi 6.0 以降がインストールされている場合、VIB のアンインストール時にホストを再起動する必要はありません。それより前のバージョンの NSX および ESXi の場合、VIB のアンインストールを完了するには再起動が必要です。

NSX 6.4.0 以降では、vxlan.zip ファイルに 1 つの VIB ファイル VMware_bootbank_esx-nsxv.vib が含まれています。たとえば、ESXi 6.5 では、VIB ファイルの名前が VMware_bootbank_esx-nsxv_6.5.0-0.0.13168956.vib のようになります。

NSX 準備済みクラスタからホストを削除するには、この VIB ファイルがホストに存在しないことを確認する必要があります。

手順

  1. ホストをメンテナンス モードにして、DRS によるホストの退避を待つか、vMotion を使用して、稼動中の仮想マシンをホストから手動で移動します。
  2. ホストを未準備のクラスタに移動するか、クラスタに所属しないスタンドアロン ホストにして、ホストを準備済みクラスタから削除します。
    NSX Data Center for vSphere により、ネットワーク仮想コンポーネントとサービス仮想マシンがホストからアンインストールされます。
  3. VIB のアンインストールが完了したことを確認します。
    1. vSphere Web Client の [最近のタスク] ペインを確認します。
    2. [ホストの準備 (Host Preparation)] タブで、ホストが削除されたクラスタの [インストール ステータス] に緑色のチェックマークが付いていることを確認します。
      [インストール ステータス] が アンインストールしています の場合、アンインストールは進行中です。
  4. アンインストールが完了したら、ホストのメンテナンス モードを終了します。

結果

NSX Data Center for vSphere VIB がホストから削除されます。確認のために、ホストに SSH で接続し、 esxcli software vib list | grep esx コマンドを実行します。 esx-nsxv VIB がホストに存在しないことを確認します。

VIB がホストに残っている場合は、ログを表示して、VIB の自動削除が機能しなかった理由を確認できます。

VIB を手動で削除するには、esxcli software vib remove --vibname=esx-nsxv コマンドを実行します。