vSphere Web Client ユーザー インターフェイスを使用するのではなく、直接的な API 呼び出しで分散論理ルーターを作成する場合は、動的ルーティング (1) を含む完全な構成で提供できます。

図 1. 分散論理ルーター (DLR) での動的ルーティング
イメージは、周囲のテキストで説明されています。
  1. NSX Manager は、API 呼び出しを受け取り、既存の分散論理ルーター設定を変更します。ここでは、動的ルーティングの追加を行います。
  2. NSX Manager は、新しい設定を分散論理ルーター制御仮想マシンに送信します。
  3. 分散論理ルーター制御仮想マシンは設定を適用し、ルーティングの隣接関係の確立や、ルーティング情報の交換などのプロセスを実行します。
  4. ルーティング情報の交換後、分散論理ルーター制御仮想マシンはフォワーディング テーブルを計算して、これを分散論理ルーターのマスター コントローラ ノードに送信します。
  5. 続いて、分散論理ルーターのマスター コントローラ ノードは、更新されたルートを分散論理ルーター インスタンスが存在する ESXi ホストに配信します。

分散論理ルーター制御仮想マシンが実行している ESXi ホスト上の分散論理ルーター インスタンスは、分散論理ルーターのマスター コントローラ ノードのみから LIF とルートを受信し、分散論理ルーター制御仮想マシンや NSX Manager から直接受信することはありません。