Edge の接続問題のトラブルシューティングを行うには、入力方向と出力方向のインターフェイスでトラフィックをキャプチャします。

  1. ping <destination_IP_address> コマンドを使用して、クライアントから制御されたトラフィックを開始します。
  2. 両方のインターフェイスでトラフィックを同時にキャプチャして、出力をファイルに書き込み、SCP を使用してエクスポートします。

    次はその例です。

    次のコマンドを使用して入力側のインターフェイスでトラフィックをキャプチャします。
    debug packet display interface vNic_0 –n_src_host_1.1.1.1
    次のコマンドを使用して出力方向のインターフェイスでトラフィックをキャプチャします。
    debug packet display interface vNic_1 –n_src_host_1.1.1.1

    同時にパケットをキャプチャするには、ESXi のパケット キャプチャ ユーティリティ pktcap-uw ツールを ESXi で使用します。「https://kb.vmware.com/kb/2051814」を参照してください。

    パケットが常にドロップしている場合は、次に関連する設定エラーを確認します。
    • IP アドレスとルート
    • ファイアウォール ルールまたは NAT ルール
    • 非対称ルーティング
    • RP フィルタ チェック
    1. show interface コマンドを使用してインターフェイスの IP アドレス/サブネットを確認します。
    2. データ プレーンで欠落しているルートがある場合には、次のコマンドを実行します。
      • show ip route
      • show ip route static
      • show ip route bgp
      • show ip route ospf
    3. show ip forwarding コマンドを実行して、必要なルートのルーティング テーブルを確認します。
    4. 複数のパスがある場合、show rpfilter コマンドを実行します。
      nsxedge> show rpfilter
      net.ipv4.conf.VDR.rp_filter = 0
      net.ipv4.conf.all.rp_filter = 0
      net.ipv4.conf.br-sub.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.lo.rp_filter = 0
      net.ipv4.conf.vNic_0.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_1.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_2.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_3.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_4.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_5.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_6.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_7.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_8.rp_filter = 1
      net.ipv4.conf.vNic_9.rp_filter = 1
      
      nsxedge> show rpfstats
      RPF drop packet count: 484
      
      

      RPF 統計情報を確認するには、show rpfstats コマンドを実行します。

      nsxedge> show rpfstats
      RPF drop packet count: 484
      
    パケットが不規則にドロップする場合、次のリソースが不足していないかどうかを確認します。
    1. CPU やメモリの使用率については、次のコマンドを実行します。
      • show system cpu
      • show system memory
      • show system storage
      • show process monitor
      • top

        ESXi については、 esxtop n コマンドを実行します。

        PCPU USED(%): 2.5 5.0 3.7  77 AVG:  22
        PCPU UTIL(%): 0.5 2.7 3.3  92 AVG:  24
        
              ID      GID NAME             NWLD   %USED    %RUN    %SYS   %WAIT          
        98255269 98255269 esxtop.11224149     1   67.04   69.86    0.00    6.26       
               2        2 system            139    3.03    4.61    0.00 12053.58    
           86329    86329 app-01a             6    0.69    0.57    0.00  466.09    
           78730    78730 db-01a              6    0.48    0.67    0.00  441.44     
           90486    90486 app-02a             6    0.38    0.32    0.00  463.42      
            
         %VMWAIT    %RDY    %IDLE    %OVRLP    %CSTP   %MLMTD    %SWPWT
         11.01       -    0.39    0.00    0.09    0.00    0.00    0.00
         600.00   53.81    0.10   93.13    0.00    0.00    0.00    0.00
         13900.00       -   28.68    0.00    2.69    0.00    0.00    0.00
         600.00   53.81    0.10   93.13    0.00    0.00    0.00    0.00
         600.00    0.00    0.19  151.92    0.00    0.00    0.00    0.00