TCP 最適化を有効にすると、SSL VPN-Plus クライアントが応答しなくなります。
問題
NSX Edge で実行される SSL VPN-Plus サービスが設定され、トンネル経由でのトラフィック送信に TCP 最適化が有効になっています。SSL VPN-Plus クライアントでネットワーク パフォーマンス計測ツール(iperf3 など)を実行すると、SSL VPN-Plus クライアントが応答不能になります。
原因
次のいずれかの場合、SSL VPN-Plus クライアントからデータが送信されると、トンネルで読み取りエラーが発生する可能性があります。
- バックエンド サーバが、TCP FIN シーケンスを送信して、SSL VPN サーバとの TCP 接続を終了している。
- バックエンド サーバへのデータの転送中にトンネル書き込み処理が失敗している。
トンネル読み取りエラーは、不明なプロトコル ID です。このエラーが発生すると、SSL VPN サーバと SSL VPN-Plus クライアント間のトンネルが解除されます。さらに、クライアント側で読み取り/書き込み処理が失敗し、SSL VPN-Plus クライアントが応答不能になります。
解決方法
- ♦ この問題を解決するには、vSphere Web Client の手順に従って、SSL VPN トンネル経由でのプライベート ネットワーク トラフィックの TCP 最適化を無効にします。
- SSL VPN-Plus サービスを設定している NSX Edge 仮想マシンをダブルクリックします。
- [SSL VPN-Plus] タブをクリックし、プライベート ネットワークを選択します。
- [TCP 最適化の有効化 (Enable TCP Optimization)] チェック ボックスの選択を解除します。