NSX Intelligence アプライアンスをインストールして構成するには、NSX Manager ユーザー インターフェイス (UI) を使用します。

NSX Intelligence 機能を使用する前に、NSX Intelligence アプライアンスをインストールして構成し、NSX Intelligence サービスとプラグインを NSX Manager に統合する必要があります。

前提条件

  • インストールするアプライアンス サイズが NSX Intelligence の最小システム要件を満していることを確認します。NSX Intelligence のインストールの準備 を参照してください。
  • NSX Intelligence のインストール、設定、使用権限が付与されているエンタープライズ管理者ロールが必要です。
  • VMware ダウンロード ポータルで NSX Intelligence インストーラ バンドル ファイルを探して、ローカルにダウンロードします。NSX Intelligence インストーラ バンドルのダウンロードと解凍 を参照してください。
  • NSX Intelligence インストーラ バンドル ファイルのあるローカルの Web サーバが、HTTP のデフォルト ポート 80 を使用していることを確認します。
  • 構成する NSX Intelligence アプライアンスのサイズを決めます。小規模サイズは、ラボまたは事前検証の展開、あるいは小規模な本番環境で使用できます。大規模な本番環境の場合は、大規模サイズを使用します。
  • NTP サーバ、NSX Intelligence アプライアンスを展開するコンピューティング クラスタ、NSX Manager サーバの時間を同期します。
  • NSX Intelligence アプライアンスの構成に必要な管理サブネット、ゲートウェイ、DNS サーバ、NTP サーバの IP アドレスを取得します。

手順

  1. ブラウザから、エンタープライズ管理者の権限で NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) にログインします。
  2. NSX Manager[システム] > [アプライアンス] の順に選択します。
  3. [アプライアンスの概要] ペインで下にスクロールして NSX Intelligence アプライアンス カードを探し、[NSX Intelligence アプライアンスの追加] をクリックします。
  4. [アプライアンスを追加] ウィザードで、NSX Intelligence アプライアンスの情報を入力します。
    詳細項目 実行するアクション
    [OVF ファイル] ローカル Web サーバにダウンロードした NSX Intelligence OVF ファイルの URL を入力します。たとえば、http://localhost/nsx-intelligence-appliance-1.0.1.0.0.13912394.ovf と入力します。
    [名前] NSX Intelligence アプライアンスの名前を入力します。この値は、完全修飾ドメイン名にすることも、mytest-lab などの簡易名を指定することもできます。
    [管理サブネット] NSX Intelligence アプライアンスで使用する IP アドレス(範囲を含む)を入力します。たとえば、10.11.22.33/24 と指定します。
    [ゲートウェイ IP] 使用する NSX Intelligence アプライアンスの 1 つのゲートウェイ IP アドレスを入力します。
    [DNS サーバ] 1 台以上の DNS サーバの IP アドレスを入力します。
    [NTP サーバ] 1 台以上の NTP サーバの IP アドレスを入力します。
    [ノード サイズ] 構成する NSX Intelligence アプライアンスのサイズを選択します。

    Small サイズのアプライアンスは、ラボまたは事前検証環境、あるいは小規模な本番環境で使用できます。大規模な本番環境の場合は、Large サイズのアプライアンスを使用します。

  5. [次へ] をクリックします。
  6. NSX Intelligence アプライアンスの展開先の構成情報を入力します。
    詳細項目 実行するアクション
    [コンピュート マネージャ] ドロップダウン メニューから、NSX Intelligence アプライアンスを展開するコンピュート マネージャを選択します。
    [クラスタ] ドロップダウン メニューから、使用するクラスタを選択します。
    [リソース プール] (オプション)使用するリソース プールをドロップダウン メニューから選択します。
    [ホスト] (オプション)ドロップダウン メニューからホストを選択します。複数のトランスポート ノードがあるクラスタを使用している場合は、使用するトランスポート ノードを決定します。
    注: ホストを明示的に選択すると、vCPU カウント チェックが上書きされます。選択するホストに、インストールする NSX Intelligence アプライアンスのサイズに対応できる十分な vCPU 数があることを確認します。これがない場合、 NSX Intelligence アプライアンスの設定が正しく行われない可能性があります。不明な場合は、テキスト ボックスを空のままにします。これにより、適切なホストが自動的に選択されます。
    [データストア] ドロップダウン メニューから、NSX Intelligence の構成とデータを保存するデータストアを選択します。
    [ネットワーク] 使用するネットワークをドロップダウン メニューから選択します。
    [SSH の有効化][root アクセスの有効化] NSX Intelligence アプライアンス コマンドライン インターフェイス (CLI) への SSH アクセスまたは root アクセスを有効にするかどうかを指定します。

    デフォルトで、これらのオプションはセキュリティ上の理由から無効になっています。CLI を使用して、バックアップ ファイル サーバを設定し、NSX Intelligence アプライアンス構成のバックアップとリストアを行います。

  7. [次へ] をクリックします。
  8. 管理者認証情報と NSX Intelligence アプライアンスへのアクセス権を設定します。
    1. root アクセスを有効にした場合は、root パスワードを設定します。UI に表示されるパスワード要件に従います。
    2. CLI 認証情報と監査 CLI 認証情報を選択します。CLI パスワードまたは監査 CLI パスワードのいずれかに root パスワードを使用する場合は、[root パスワードと同じ] を選択します。それ以外の場合は、[CLI パスワード][監査 CLI パスワード] にパスワードを入力します。
  9. [アプライアンスのインストール] をクリックします。
    インストールの進行状況が [プランとトラブルシューティング] タブに表示されます。 NSX Intelligence アプライアンスが必要とするすべてのサービスとプラグインを検出するため、インストールに 5 ~ 30 分かかることがあります。
    注: エラーが報告された場合は、エラー メッセージの情報を使用して、報告された問題を解決します。問題が解決されたら、 NSX Intelligence アプライアンスをアンインストールしてから、 [システム] > [アプライアンス] タブから再インストールする必要があります。発生する可能性がある問題の解決方法については、 NSX Intelligence アプライアンスのアンインストールまたは NSX Intelligence アプライアンスのインストールで発生した問題のトラブルシューティングを参照してください。
  10. NSX Intelligence アプライアンスが正常にインストールされたら、[表示を更新] をクリックします。
    NSX Manager UI が更新され、 [プランとトラブルシューティング] > [検出とプラン] タブで NSX Intelligence 機能が有効になります。

次のタスク

NSX Intelligence の機能を使用します。『VMware NSX Intelligence の使用』の「NSX Intelligence について」を参照してください。