VMware NSX® Intelligence™ には、オンプレミスの NSX-T Data Center 環境のセキュリティ状態と、そこで発生したネットワーク トラフィック フローを視覚的に表示するためのグラフィカル ユーザー インターフェイスが用意されています。
- NSX-T Data Center のグループ、仮想マシン、物理サーバ、IP、ネットワーク トラフィック フローなどの NSX-T コンポーネントの視覚的な表示。使用されるデータは、指定された期間に集計されたネットワーク トラフィック フローに基づきます。
- セキュリティ ポリシー、ポリシー セキュリティ グループ、アプリケーションのサービスに関する推奨事項。推奨事項は、アプリケーション レベルでマイクロセグメンテーションを実装する際に役立ちます。この推奨事項を実装するときに、NSX-T Data Center 環境の仮想マシン、物理サーバ、IP 間で発生する通信トラフィックのパターンを関連付け、より動的なセキュリティ ポリシーを適用できます。
NSX Intelligence をインストール、構成、および使用するには、NSX Data Center Enterprise Plus ライセンスなどの有効なライセンスが必要です。NSX Intelligence でサポートされているライセンスの詳細については、https://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/en/pdf/products/nsx/vmware-nsx-datasheet.pdfで VMware NSX Data Center のデータシートを参照してください。
NSX Intelligence アプライアンスは、2 つの異なる展開シナリオで使用できます。Small アプライアンスは、ラボまたは事前検証の展開、あるいは小規模な本番環境で使用できます。大規模な本番環境では、Large アプライアンスを使用できます。NSX Intelligence のシステム要件 を参照してください。
NSX Intelligence 機能を有効にするには、NSX-T Data Center アプライアンスとは別に提供される NSX Intelligence アプライアンスをインストールする必要があります。NSX Intelligence アプライアンスをインストールするには、NSX Manager ユーザー インターフェイス (UI) を使用します。NSX Intelligence のインストールと構成のワークフロー を参照してください。
NSX Intelligence アプライアンスを正常にインストールして構成した後は、NSX Manager の UI で [プランとトラブルシューティング] > [検出とプラン] タブに移動し、NSX Intelligence の機能にアクセスします。『VMware NSX Intelligence の使用と管理』の「NSX Intelligence について」を参照してください。