バージョン 3.2 以降、NSX Intelligence は仮想マシンベースのアプライアンスから、マイクロサービス アーキテクチャに基づく VMware NSX® Application Platform で実行される最新のアプリケーションに移行しました。NSX Intelligence アプライアンスをインストールして構成するには、NSX Manager ユーザー インターフェイス (UI) を使用します。
前提条件
- 環境が、NSX Intelligence の有効化の最小ライセンス要件とシステム要件を満たしていることを確認します。重要な要件の 1 つは、NSX Application Platform が正常に展開されていることです。詳細については、NSX Intelligence の有効化の準備を参照してください。
展開された NSX Application Platform は、「安定」状態でなければなりません。
NSX-T Data Center エンタープライズ管理者ユーザー権限を持っている必要があります。
NSX Manager セッションで有効な NSX Data Center Enterprise Plus エディション ライセンスが有効になっている必要があります。
トランスポート ノード数は 250 以下にする必要があります。
手順
- ブラウザから、エンタープライズ管理者の権限で NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) にログインします。
- NSX Manager ユーザー インターフェイスで、[システム] を選択し、[構成] セクションで [NSX Application Platform] を選択します。
- [機能] セクションに移動し、[NSX Intelligence] 機能カードを見つけて、[有効化] またはカード内の任意の場所をクリックします。
- [NSX Intelligence] 有効化ダイアログ ボックスで、[事前チェックを実行] をクリックします。
システムは、NSX Intelligence を有効にするための要件として、Advanced フォーム ファクタを使用して NSX Application Platform が展開されていることを確認します。また、少なくとも 1 つの有効な NSX Data Center Enterprise Plus エディション ライセンスがあり、 トランスポート ノード数が上限の 250 を超えていないことを確認します。
- [有効化] をクリックします。
有効化の進行状況は、 タブの NSX Intelligence 機能カードに表示されます。インストールが完了するまでに時間がかかることがあります。
エラーが報告された場合は、エラー メッセージの情報を使用して、報告された問題を解決します。発生する可能性がある問題の解決方法については、NSX Intelligence 機能の有効化のトラブルシューティングを参照してください。
問題が解決されたら、NSX Intelligence アプリケーションを削除してから、 タブから再有効化する必要があります。詳細については、NSX Intelligence の削除を参照してください。
- NSX Intelligence が正常に有効化されると、機能カードに「稼動中」状態が表示されます。[NSX Intelligence に移動] をクリックします。
- (オプション) NSX Intelligence の設定を構成して、NSX Intelligence でネットワーク トラフィック データを収集する必要があるスタンドアローン ホストまたはホストのクラスタを定義します
デフォルトでは、NSX Intelligence が有効になると、NSX-T Data Center 環境内のすべてのスタンドアローン ホストおよびホストのクラスタでネットワーク トラフィック データの収集が開始されます。必要に応じて、NSX Intelligence を設定して、特定のホストまたはホスト クラスタのトラフィック データ収集を無効にできます。NSX Intelligence 設定の構成 を参照してください。
次のタスク
NSX Manager ユーザー インターフェイスの セクションで NSX Intelligence 機能の使用を開始します。NSX Intelligence の使用を開始する方法については、『VMware NSX Intelligence の使用と管理』のドキュメントを参照してください。