スタンドアローン Tier-1 論理ルーターにはダウンリンクがなく、Tier-0 ルーターに接続されていません。サービス ルーターはありますが、分散ルーターはありません。1 台の NSX Edge ノード、またはアクティブ/スタンバイ モードの 2 台の NSX Edge ノード上でサービス ルーターを展開することができます。

スタンドアローン Tier-1 論理ルーターには以下の条件が必要です。
  • Tier-0 論理ルーターに接続されていない。
  • ダウンリンクがない。
  • 統合サービス ポート (CSP) は、ロード バランサ (LB) サービスの接続に使用する場合に 1 つのみ設定可能。
  • オーバーレイ論理スイッチまたは VLAN 論理スイッチにのみ接続可能。
  • ロード バランシング サービスおよび NAT サービスのみをサポート。

通常、スタンドアローン Tier-1 論理ルーターは、標準 Tier-1 論理ルーターが接続されている論理スイッチに接続されます。スタティック ルートおよびルート アドバタイズを設定すると、スタンドアローン Tier-1 論理ルーターは標準 Tier-1 論理ルーターを介して他のデバイスと通信できるようになります。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) に管理者権限でログインします。
  2. ナビゲーション パネルから、[ネットワーク] > [ルーティング] の順に選択します。
  3. [追加] をクリックし、[Tier-1 ルーター] を選択します。
  4. 論理ルーターの名前と、必要に応じて説明を入力します。
  5. (必須) この Tier-1 論理ルーターに接続する NSX Edge クラスタを選択します。
  6. (必須) フェイルオーバー モードおよびクラスタ メンバーを選択します。
    オプション 説明
    プリエンプティブ 優先ノードで障害が発生し、リカバリした場合、そのピアが先取りされ、アクティブ ノードになります。ピアの状態はスタンバイに変わります。デフォルトのオプションです。
    非プリエンプティブ 優先ノードで障害が発生し、リカバリした場合、ピアがアクティブ ノードかどうか確認します。アクティブな場合、優先ノードがピアを先取りせず、スタンバイ ノードになります。
  7. [追加] をクリックします。
  8. 作成したルーターの名前をクリックします。
  9. [設定] タブをクリックし、[ルーター ポート] を選択します。
  10. [追加] をクリックします。
  11. ルーター ポートの名前と、必要に応じて説明を入力します。
  12. [タイプ] フィールドで、[統合] を選択します。
  13. [uRPF モード] では、[厳密] または [なし] を選択します。
    URPF (Unicast Reverse Path Forwarding) はセキュリティ機能です。
  14. (必須) 論理スイッチを選択します。
  15. スイッチ ポートを作成するのか、既存のスイッチ ポートを更新するのかを選択します。
  16. ルーター ポート IP アドレスを CIDR 表記で入力します。
  17. [追加] をクリックします。

結果

スタンドアローン Tier-1 論理ルーターを使用する前に、次の点に注意します。
  • スタンドアローン Tier-1 論理ルーターのデフォルト ゲートウェイを指定するには、スタティック ルートを追加する必要があります。サブネットには 0.0.0.0/0 を指定する必要があります。ネクスト ホップは、同じスイッチに接続されている標準 Tier-1 ルーターの IP アドレスになります。
  • スタンドアローン ルーター上の ARP プロキシはサポートされていません。したがって、CSP IP を使用する場合を除き、CSP のサブネット内に LB 仮想サーバの IP アドレスまたは LB SNAT の IP アドレスを設定しないでください。たとえば、CSP IP アドレスが 1.1.1.1/24 の場合、仮想 IP アドレスには 1.1.1.1 または他のサブネット内の IP アドレスを指定する必要があります。1.1.1.1/24 サブネット内の他のアドレスを指定することはできません。
  • NSX Edge 仮想マシンの場合、VLAN でバッキングされている同じ論理スイッチ、または VLAN でバッキングされている、同じ VLAN ID を持つ論理スイッチに複数の CSP を接続することはできません。