NSX Manager は、KVM ホストに仮想アプライアンスとしてインストールできます。

QCOW2 のインストール手順では、guestfish という Linux のコマンドライン ツールを使用して、仮想マシンの設定を QCOW2 ファイルに書き込みます。

前提条件

  • KVM が構成されていること。「KVM のセットアップ」を参照してください。

  • QCOW2 イメージを KVM ホストに展開する権限。

  • インストール後にログインできるように、guestinfo のパスワードがパスワードの強度の要件に準拠していることを確認します。「NSX Manager のインストール」を参照してください。

手順

  1. NSX Manager QCOW2 イメージをダウンロードし、SCP によりファイル転送をするか、sync を使用して、NSX Manager を実行する KVM マシンにコピーします。
  2. (Ubuntu のみ)現在ログインしているユーザーを libvirtd ユーザーとして追加します。
    adduser $USER libvirtd
    
    
  3. QCOW2 イメージを保存したディレクトリに guestinfo というファイル(ファイル拡張子なし)を作成し、NSX Manager 仮想マシンのプロパティを入力します。

    次はその例です。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Environment
         xmlns="http://schemas.dmtf.org/ovf/environment/1"
         xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
         xmlns:oe="http://schemas.dmtf.org/ovf/environment/1">
       <PropertySection>
             <Property oe:key="nsx_role" oe:value="nsx-manager"/>
             <Property oe:key="nsx_allowSSHRootLogin" oe:value="True"/>
             <Property oe:key="nsx_cli_passwd_0" oe:value="<password>"/>
             <Property oe:key="nsx_dns1_0" oe:value="192.168.110.10"/>
             <Property oe:key="nsx_domain_0" oe:value="corp.local"/>
             <Property oe:key="nsx_gateway_0" oe:value="192.168.110.1"/>
             <Property oe:key="nsx_hostname" oe:value="nsx-manager1"/>
             <Property oe:key="nsx_ip_0" oe:value="192.168.110.19"/>
             <Property oe:key="nsx_isSSHEnabled" oe:value="True"/>
             <Property oe:key="nsx_netmask_0" oe:value="255.255.255.0"/>
             <Property oe:key="nsx_ntp_0" oe:value="192.168.110.10"/>
             <Property oe:key="nsx_passwd_0" oe:value="<password>"/>
       </PropertySection>
    </Environment>
    
    

    この例では、nsx_isSSHEnabled と nsx_allowSSHRootLogin がいずれも有効になっています。無効になっている場合、NSX Manager のコマンドラインへの SSH 接続やログインはできません。nsx_isSSHEnabled を有効にして、nsx_allowSSHRootLogin を有効にしなかった場合、NSX Manager に SSH で接続することはできますが、root でログインすることはできません。

  4. guestfish を使用して guestinfo ファイルを QCOW2 イメージに書き込みます。

    guestinfo の情報を QCOW2 イメージに書き込んだ後、情報を上書きすることはできません。

    sudo guestfish --rw -i -a nsx-manager1-build.qcow2 upload guestinfo /config/guestinfo
    
    
  5. virt-install コマンドで QCOW2 イメージを展開します。
    user@ubuntu1604:/var/lib/libvirt/images$ sudo virt-install --import --name nsx-manager1 --ram 16348 --vcpus 4 --network=bridge:br0,model=e1000 --disk path=/var/lib/libvirt/images/nsx-manager-1.1.0.0.0.4446302.qcow2,format=qcow2 --nographics
    
    Starting install...
    Creating domain...       |    0 B     00:01
    Connected to domain nsx-manager1
    Escape character is ^]
    
    nsx-manager1 login:
    
    

    NSX Manager が起動したら、NSX Manager コンソールが表示されます。

  6. (オプション) 最適なパフォーマンスを実現するように、NSX-T Data Center コンポーネント用のメモリを予約します。

    メモリ予約は、ホストが仮想マシン用に予約する物理メモリ容量の確実な下限であり、メモリがオーバーコミットされる場合でも、この容量が確保されます。NSX-T Data Center コンポーネントが効率的に動作するのに十分なメモリが確保されるように、予約のレベルを設定します。「システム要件」を参照してください。

  7. NSX-T Data Center コンポーネントのコンソールを開いて、ブート プロセスを追跡します。
  8. NSX-T Data Center コンポーネントが起動した後、admin として CLI にログインし、get interface eth0 コマンドを実行して、IP アドレスが想定どおりに適用されていることを確認します。
    nsx-component> get interface eth0
    Interface: eth0
      Address: 192.168.110.25/24
      MAC address: 00:50:56:86:7b:1b
      MTU: 1500
      Default gateway: 192.168.110.1
      Broadcast address: 192.168.110.255
      ...
    
  9. NSX-T Data Center コンポーネントに必要な接続があることを確認します。

    次のタスクを実行できることを確認します。

    • 別のマシンから NSX-T Data Center コンポーネントに ping を実行します。

    • NSX-T Data Center コンポーネントは、デフォルト ゲートウェイに ping を実行できます。

    • NSX-T Data Center コンポーネントは、管理インターフェイスを使用して、NSX-T Data Center コンポーネントと同じネットワーク上のハイパーバイザー ホストに ping を実行できます。

    • NSX-T Data Center コンポーネントは、DNS サーバと NTP サーバに ping を実行できます。

    • SSH を有効にした場合は、SSH を使用して NSX-T Data Center コンポーネントに接続できることを確認します。

    接続が確立されていない場合は、仮想アプライアンスのネットワーク アダプタが適切なネットワークまたは VLAN に配置されていることを確認します。

  10. KVM コンソールを終了します。

    control-]

次のタスク

サポート対象のブラウザを使用して、NSX Manager GUI に接続します。

URL は https://<IP address of NSX Manager> です。たとえば、https://10.16.176.10 などです。

注:

HTTPS を使用する必要があります。HTTP はサポートされていません。