NSX Manager には、論理スイッチ、論理ルーター、ファイアウォールなどの NSX-T Data Center コンポーネントを作成、設定、監視するためのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) と REST API があります。

NSX Manager はシステム ビューを提供するものであり、NSX-T Data Center の管理コンポーネントです。

NSX-T Data Center 展開では NSX Manager のインスタンスを 1 つのみ使用できます。ESXi ホスト上で NSX Manager を展開すると、vSphere 高可用性 (HA) 機能を利用して NSX Manager の可用性を確保できます。

表 1. NSX Manager の展開、プラットフォームおよびインストール要件

要件

説明

サポートされる展開方法

  • OVA/OVF

  • QCOW2

サポート対象のプラットフォーム

システム要件」を参照してください。

ESXi では、共有ストレージに NSX Manager アプライアンスをインストールすることが推奨されます。vSphere 高可用性を使用する場合、元のホストに障害が発生したときに仮想マシンを別のホストで再起動できるように、共有ストレージが必要になります。

IP アドレス

NSX Manager には固定 IP アドレスが必要です。インストール後に IP アドレスを変更することはできません。

NSX-T Data Center アプライアンスのパスワード

  • 8 文字以上

  • 1 文字以上の小文字

  • 1 文字以上の大文字

  • 1 文字以上の数字

  • 1 文字以上の特殊文字

  • 5 文字以上の異なる文字

  • 辞書に登録されている単語が使われていない

  • パリンドローム(回文)になっていない

ホスト名

NSX Manager をインストールするときに、アンダースコアなどの無効な文字を含まないホスト名を指定します。ホスト名に無効な文字が含まれていると、展開後にホスト名が nsx-manager に設定されます。ホスト名の制限の詳細については、https://tools.ietf.org/html/rfc952およびhttps://tools.ietf.org/html/rfc1123を参照してください。

VMware Tools

ESXi で実行される NSX Manager 仮想マシンには、VMware Tools がインストールされています。VMware Tools を削除またはアップグレードしないでください。

システム

  • システム要件を満たしていることを確認します。システム要件を参照してください。

  • 必要なポートが開いていることを確認します。「ポートとプロトコル」を参照してください。

  • まだ作成していない場合は、宛先の仮想マシン ポート グループ ネットワークを作成します。管理仮想マシン ネットワークに NSX-T Data Center アプライアンスを配置することをお勧めします。

    複数の管理ネットワークが存在する場合は、NSX-T Data Center アプライアンスから他のネットワークへのスタティック ルートを追加できます。

  • IPv4 IP アドレス スキームを使用します。NSX-T Data Center のこのリリースでは、IPv6 はサポートされていません。

OVF の権限

ESXi ホストに OVF テンプレートを展開するために必要な権限があることを確認します。

OVF テンプレートを展開できる管理ツール(vCenter ServervSphere Client など)が必要です。手動で設定するには、OVF 展開ツールで設定オプションがサポートされている必要があります。

OVF ツールは、4.0 以降のバージョンを使用する必要があります。

クライアント プラグイン

クライアント統合プラグインがインストールされている必要があります。

注:

NSX Manager のフレッシュ インストールや再起動時、また初回のログイン時にプロンプトで admin のパスワードを変更した後は、NSX Manager の起動に数分かかる場合があります。

NSX Manager のインストール シナリオ

重要:

vSphere Web Client またはコマンド ラインのいずれかを使用して OVA または OVF ファイルから NSX Manager をインストールすると、仮想マシンがパワーオン状態になるまで、ユーザー名、パスワード、IP アドレスなどの OVA/OVF プロパティ値が検証されません。

  • admin または audit ユーザーのユーザー名を指定する場合には、一意の名前を使用する必要があります。同じ名前を指定すると、名前が無視され、デフォルトの名前 (admin または audit) が使用されます。

  • admin ユーザーのパスワード要件を満たしていない場合には、admin ユーザーとして SSH またはコンソール経由で NSX Manager にログインする必要があります。プロンプトが表示され、パスワードの変更が指示されます。

  • audit ユーザーのパスワードが要件を満たしていない場合、ユーザー アカウントは無効になります。アカウントを有効にするには、admin ユーザーとして SSH またはコンソール経由で NSX Manager にログインし、set user audit コマンドを実行して audit ユーザーのパスワードを設定します(現在のパスワードは空の文字列です)。

  • root ユーザーのパスワード要件を満たしていない場合には、root として SSH またはコンソール経由で NSX Manager にログインする必要があります。ログイン パスワードは vmware です。プロンプトが表示され、パスワードの変更が指示されます。

警告:

root ユーザー認証情報を使用してログインしている際に NSX-T Data Center に変更を加えると、システム障害が発生し、ネットワークに影響する可能性があります。root ユーザー認証情報を使用して変更を加えるのは、VMware のサポート チームから指示があった場合のみにすることをお勧めします。

注:

アプライアンス上のコア サービスは、要件を満たすパスワードが設定されるまで起動しません。

NSX Manager を OVA ファイルから展開した後は、仮想マシンをパワーオフして vCenter Server から OVA 設定を変更し、仮想マシンの IP アドレス設定を変更することはできません。