ホストを NSX-T Data Center に追加するには、NSX-T Data Center カーネル モジュールを ESXi ホストにインストールする必要があります。インストールすると、NSX-T Data Center の制御プレーンと管理プレーン ファブリックを構築できます。VIB ファイルにパッケージされた NSX-T Data Center カーネル モジュールは、ハイパーバイザー カーネル内で実行され、分散ルーティング、分散ファイアウォール、ブリッジ機能などのサービスを提供します。

NSX-T Data Center の VIB を手動でダウンロードし、ホスト イメージに加えることができます。NSX-T Data Center の各リリースによって、ダウンロード パスが変わる場合があります。必ず NSX-T Data Center のダウンロード ページを確認し、適切な VIB を入手してください。

手順

  1. root または管理者権限を持つユーザーでホストにログインします。
  2. /tmp ディレクトリに移動します。
    [root@host:~]: cd /tmp
  3. nsx-lcp ファイルをダウンロードし、/tmp ディレクトリにコピーします。
  4. インストール コマンドを実行します。
    [root@host:/tmp]: esxcli software vib install -d /tmp/nsx-lcp-<release>.zip
    Installation Result
       Message: Operation finished successfully.
       Reboot Required: false
       VIBs Installed: VMware_bootbank_nsx-aggservice_<release>, VMware_bootbank_nsx-da_<release>, VMware_bootbank_nsx-esx-datapath_<release>, VMware_bootbank_nsx-exporter_<release>, VMware_bootbank_nsx-host_<release>, VMware_bootbank_nsx-lldp_<release>, VMware_bootbank_nsx-mpa_<release>, VMware_bootbank_nsx-netcpa_<release>, VMware_bootbank_nsx-python-protobuf_<release>, VMware_bootbank_nsx-sfhc_<release>, VMware_bootbank_nsxa_<release>, VMware_bootbank_nsxcli_<release>
       VIBs Removed:
       VIBs Skipped:
    
    

    ホストにインストール済みの要素に応じて、インストールされる VIB、削除される VIB、省略される VIB があります。コマンド出力に「 Reboot Required: true 」と表示されない限り、再起動は必要ありません。

タスクの結果

ESXi ホストが NSX-T Data Center ファブリックに追加されると、次の VIB がホストにインストールされます。

  • nsx-aggservice:NSX-T Data Center アグリゲーション サービスのホスト側ライブラリを提供します。NSX-T Data Center アグリゲーション サービスは、管理プレーン ノードで実行され、NSX-T Data Center コンポーネントからランタイム状態を取得するサービスです。

  • nsx-da:検出エージェント (DA) の、ハイパーバイザー OS バージョン、仮想マシン、ネットワーク インターフェイスに関するデータを収集します。データは管理プレーンに提供され、トラブルシューティング ツールで使用されます。

  • nsx-esx-datapath:NSX-T Data Center のデータ プレーン パケット処理機能を提供します。

  • nsx-exporter:管理プレーンで実行されているアグリゲーション サービスにランタイム状態をレポートするホスト エージェントを提供します。

  • nsx-host:ホストにインストールされている VIB バンドルにメタデータを提供します。

  • nsx-lldp:Link Layer Discovery Protocol (LLDP) のサポートを提供します。LLDP は、ネットワーク デバイスで、その ID、機能、ネイバーを LAN でアドバタイズするために使用されるリンク レイヤー プロトコルです。

  • nsx-mpa:NSX Manager とハイパーバイザー ホストの間の通信を提供します。

  • nsx-netcpa:中央の制御プレーンとハイパーバイザーの間の通信を提供します。中央の制御プレーンから論理ネットワークの状態を受け取り、この状態をデータ プレーンにプログラミングします。

  • nsx-python-protobuf:プロトコル バッファに Python のバインドを提供します。

  • nsx-sfhc:サービス ファブリック ホスト コンポーネント (SFHC) です。管理プレーンのインベントリでハイパーバイザーのライフサイクルをファブリック ホストとして管理するホスト エージェントを提供します。ハイパーバイザーにおける NSX-T Data Center のアップグレードやアンインストール、NSX-T Data Center モジュールの監視などの操作のチャネルとなります。

  • nsxa:N-VDS の作成やアップリンクの設定など、ホストレベルの設定を行います。

  • nsxcli:ハイパーバイザー ホストで NSX-T Data Center CLI を提供します。

  • nsx-support-bundle-client:サポート バンドルを収集する機能を提供します。

確認するには、[esxcli software vib list | grep nsx] コマンドまたは [esxcli software vib list | grep <yyyy-mm-dd>] コマンドを ESXi ホストで実行します。日付は、インストールを行った日にします。

次のタスク

NSX-T Data Center の管理プレーンにホストを追加します。「ハイパーバイザー ホストの管理プレーンへの追加」を参照してください。