Tier-0 または Tier-1 ゲートウェイに NAT および NAT 64 ルールを構成できます。
注:
この NAT ルールにサービスが構成されている場合、NSX Manager で translated_port は destination_port として認識されます。つまり、サービスは変換されたポートになりますが、変換されたポートは、宛先ポートとしてトラフィックの照合で使用されます。構成済みのサービスがない場合、ポートは無視されます。
手順
- ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
- [ネットワーク] > [NAT] の順に選択します。
- ゲートウェイを選択します。
- [表示] の横にある [NAT] または [NAT64] を選択します。
- [NAT ルールの追加] または [NAT64 ルールの追加] をクリックします。
- [名前] を入力します。
- NAT を構成する場合は、アクションを選択します。[NAT 64] の場合、アクションは NAT64 です。
NAT オプション 説明 Tier-1 ゲートウェイ 使用可能なアクションは、[SNAT]、[DNAT]、[再帰]、[NO SNAT]、[NO DNAT] です。 アクティブ/スタンバイ モードの Tier-0 ゲートウェイ 使用可能なアクションは、[SNAT]、[DNAT]、[NO SNAT]、[NO DNAT] です。 アクティブ/アクティブ モードの Tier-0 ゲートウェイ 使用可能なアクションは [再帰] です。 - [送信元]を入力します。このテキスト ボックスを空白にしておくと、この NAT ルールはローカル サブネットの外部のすべての送信元に適用されます。
オプション 説明 NAT IP アドレスまたは IP アドレス範囲を CIDR 形式で指定します。SNAT、NO_SNAT および REFLEXIVE ルールの場合、これは必須テキスト ボックスで、ネットワークから送信されるパケットの送信元ネットワークを表します。 NAT64 IPv6 アドレスまたは IPv6 CIDR を入力します。 - (必須) [宛先]を入力します。
オプション 説明 NAT IP アドレスまたは IP アドレス範囲を CIDR 形式で指定します。 NAT64 プレフィックス /96 を付けて IPv6 アドレスまたは IPv6 アドレス範囲を CIDR 形式で入力します。宛先の IPv4 IP が IPv6 アドレスの最後の 4 バイトに埋め込まれるため、プレフィックス /96 がサポートされます。 - [変換された IP] に値を入力します。
オプション 説明 NAT IPv4 アドレスまたは IP アドレス範囲を CIDR 形式で指定します。 NAT64 IPv4 アドレス、カンマ区切りの IPv4 アドレスのリスト、または IPv4 アドレスの範囲を指定します。IPV4 CIDR はサポートされていません。 - ルールを有効にするには、[有効] に切り替えます。
- [サービス] 列で [設定] をクリックして、サービスを選択します。詳細については、サービスの追加を参照してください。NAT 64 の場合、事前定義のサービスを選択するか、TCP または UDP を使用してユーザー定義のサービスを作成し、送信元/宛先ポートとして [任意] を指定します。
- [適用先] で [設定] をクリックし、このルールが適用されるオブジェクトを選択します。
使用可能なオブジェクトは、 [Tier-0 ゲートウェイ]、 [インターフェイス]、 [ラベル]、 [サービス インスタンスのエンドポイント]、および [仮想エンドポイント] です。注: NSX フェデレーション を使用して グローバル マネージャ アプライアンスから NAT ルールを作成する場合は、NAT にサイト固有の IP アドレスを選択できます。NAT ルールは、次の場所のいずれかの場所に適用できます。
- デフォルトのオプションを使用して NAT ルールをすべての場所に適用する場合は、[設定] をクリックしないでください。
- [設定] をクリックします。[ 適用先 ] ダイアログ ボックスで、ルールを適用するエンティティがある場所を選択し、[すべてのエンティティに NAT ルールを適用] を選択します。
- [設定] をクリックします。[ 適用先] ダイアログ ボックスで場所を選択し、[カテゴリ] ドロップダウン メニューから [インターフェイス] を選択します。NAT ルールを適用する特定のインターフェイスを選択できます。
- [変換されたポート] に値を入力します。
- ファイアウォールの設定を選択します。
オプション 説明 NAT 使用可能な設定は次のとおりです。 - [外部アドレスと一致]:パケットは、変換された IP アドレスとポートの組み合わせに一致するファイアウォール ルールによって処理されます。
- SNAT の場合、NAT 実行後の変換された送信元アドレスが外部アドレスになります。
- DNAT の場合、NAT 実行前の元の宛先アドレスが外部アドレスになります。
- 再帰の場合、出力方向トラフィックに対しては、NAT 完了後の変換された送信元アドレスにファイアウォールが適用されます。入力方向トラフィックの場合は、NAT 完了前の元の宛先アドレスにファイアウォールが適用されます。
- [内部アドレスと一致]:パケットは、元の IP アドレスとポートの組み合わせに一致するファイアウォール ルールによって処理されます。
- SNAT の場合、NAT 実行前の元の送信元アドレスが内部アドレスになります。
- DNAT の場合、NAT 実行後の変換された宛先アドレスが内部アドレスになります。
- 再帰の場合、出力方向トラフィックに対しては、NAT 完了前の元の送信元アドレスにファイアウォールが適用されます。入力方向トラフィックの場合は、NAT 完了後の変換された宛先アドレスにファイアウォールが適用されます。
- [バイパス]:パケットは、ファイアウォール ルールをバイパスします。
NAT64 使用可能な設定は [バイパス] で、パケットはファイアウォール ルールをバイパスします。 - [外部アドレスと一致]:パケットは、変換された IP アドレスとポートの組み合わせに一致するファイアウォール ルールによって処理されます。
- (オプション) ログの記録を有効にするには、ログの記録 ボタンを切り替えます。
- 優先度を指定します。
小さい値ほど、優先順位が高くなります。デフォルトは 0 です。
- [保存] をクリックします。