NSX-T Data Center 3.0 以降では、一度に複数のオブジェクトにタグを追加できます。ただし、v3.0 では、この機能は仮想マシン オブジェクトでのみ使用できます。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. [インベントリ] > [タグ] の順にクリックします。
  3. [タグの追加] をクリックします。
  4. タグ名を入力します。
    タグ名の最大長は 256 文字です。
  5. (オプション) タグの範囲を入力します。
    たとえば、オペレーティング システム(Windows、Mac、Linux)に基づいて仮想マシンにタグを付けるとします。Windows、Linux、Mac などの 3 つのタグを作成し、それぞれのタグの範囲を OS として設定します。
    範囲の最大長は 128 文字です。
  6. [割り当て先] で、[仮想マシンの設定] をクリックします。
  7. (必須) タグに割り当てる仮想マシンを 1 台以上選択して、[適用] をクリックします。

    タグを保存する前に、少なくとも 1 台の仮想マシンにタグを割り当てる必要があります。

    注: 1 回の操作で最大 1,000 台の仮想マシンのタグを割り当てることができます。
  8. [保存] をクリックします。

結果

  • 多くの仮想マシンにタグを割り当てる場合、割り当てに時間がかかることがあります。割り当ての実行中は、[前回の割り当て状態]Running が表示されます。選択したすべての仮想マシンにタグが正常に割り当てられると、[前回の割り当て状態] 列が Successful に変わります。
  • 一部の割り当てに失敗した場合、NSX-T Data Center は、タグの適用に成功した仮想マシンにタグ割り当てのロールバックを実行しません。たとえば、タグの一括割り当てで 100 台の仮想マシンを選択し、その中で 10 台の仮想マシンで割り当てに失敗したとします。残りの 90 台の仮想マシンに割り当てられているタグはロールバックされません。

    このような部分的な割り当てが発生した場合は、次の API を実行して、タグ操作の状態を取得できます。

    GET /api/v1/infra/tags/tag-operations/<tag-operation-id>/status

    次の API でも、タグ操作の実際の状態を取得できます。

    GET /api/v1/infra/realized-state/realized-entities?intent_path=/infra/tags/tag-operations/<operation-id>

これらの API の詳細については、『NSX-T Data Center API ガイド』を参照してください。

次のタスク

インベントリに長いタグ リストがある場合は、タグのフィルタリングまたは検索を行うと、必要なタグを簡単に探すことができます。フィルタリングは、ソース、範囲、タグ(タグの名前)で行うことができます。ユーザー インターフェイスではタグをソートすることもできます。ただし、タグでは大文字と小文字が区別されるため、辞書的な順序でのみソートされます。

タグの検索またはフィルタリングには、次の制限事項があります。
  • ソースと範囲はともにタグの scope 属性で機能するため、この 2 つの属性で同時にフィルタリングすることはできません。
  • API は、*、&、/、\ などの特殊文字を含むタグのフィルタリングに対応していません。ただし、ユーザー インターフェイスでは特殊文字を含むタグをフィルタリングできます。