NSX-T Data Center 3.1.1 以降では、Microsoft Azure サービスを使用して、Microsoft Azure にネイティブに展開された NSX Manager および CSM アプライアンスをリストアできます。
NSX Manager イメージの再展開による NSX Manager のリカバリ オプション
NSX Manager アプライアンスは、Microsoft Azure リソース グループ内の 3 台の NSX Manager ノードまたは NSX Manager 仮想マシンのクラスタとして展開されます。NSX Manager ノードのいずれか 1 台が失われた場合でも、リソース グループで使用可能なイメージ ファイルを使用すれば、その NSX Manager ノードを再展開できます。CSM はクラスタに展開されていないため、このオプションは失われた CSM アプライアンスのリカバリには適用されません。このアプライアンスが失われても、他にデータを複製しているノードがないため、再展開してリカバリすることはできません。Microsoft Azure での nsx_mgr_image を使用した NSX Manager の再展開 を参照してください。
Microsoft Azure Recovery Vault Service を使用した NSX Manager と CSM のリカバリ オプション
Terraform スクリプトは、NSX Manager と CSM をバックアップする Microsoft Azure Recovery Vault サービスを作成します。Vault ポリシーの名前は <deployment_prefix>nsx-vault です。デフォルトのバックアップ スケジュールは daily recurring at 11 p.m. UTC に設定されています。バックアップ ポリシーにより、3 台すべての NSX Manager ノードと CSM アプライアンスのスケジュール設定されたバックアップがトリガされます。バックアップ ポリシーは、要件に合わせて編集できます。
リカバリ オプションの詳細については、Microsoft Azure Recovery Services Vault からの CSM のリストアおよびMicrosoft Azure Recovery Services Vault からの NSX Manager のリストアを参照してください。