ディザスタ リカバリのユースケースでは、VMware Site Recovery Manager と NSX-T Data Center マルチサイト バージョン 3.0.2 以降を使用できます。
Site Recovery Manager の詳しい使用方法については、VMware Site Recovery Manager のドキュメントを参照してください。
Site Recovery Manager は、
NSX-T Data Center マルチサイトと次のワークフローをサポートします
- NSX-T Data Center 管理仮想マシンは、管理仮想マシンの完全なリカバリとテスト リカバリをサポートします(NSX-T Data Center管理クラスタ VIP の有無にかかわらずサポートされます)。
- NSX-T Data Center コンピューティング仮想マシンは、コンピューティング仮想マシンの完全リカバリとテスト リカバリをサポートします。ディザスタ リカバリ サイトでリカバリされた仮想マシンには、NSX タグと、これらの NSX-T Data Center タグまたは仮想マシン名などの他の仮想マシン属性に基づくファイアウォール ルールが適用されます。仮想マシンが ESXi から削除されると、NSX-T Data Center はインベントリから仮想マシンを削除しますが、仮想マシン タグ情報は内部的に 30 分間保存されます。その時間内に同じ instanceUuid を持つ仮想マシンがリカバリされると、元の仮想マシン タグが取得されます。30 分後、NSX-T Data Center 管理者は仮想マシン タグを再構成する必要があります。ESXi 上の仮想マシンの場合、instanceUUid と外部 ID の値は同じです。
注: SRM 計画移行の場合:
- アレイベースのレプリケーションを使用する SRM は、保護された ESXi サイトから仮想マシンを削除し、それらの仮想マシンをリカバリ ESXi サイトにリカバリします。このプロセスに 30 分以上かかる場合、仮想マシンは NSX-T Data Center タグを失います。その結果、NSX-T Data Center 管理者はこれらの NSX-T Data Center タグを再構成する必要があります。
- vSphere Replication を備えた SRM は、保護された ESXi サイトから仮想マシンを削除しません。仮想マシンをパワーオフし、これらの仮想マシンをリカバリ ESXi サイトにリカバリします。これにより、仮想マシンのタグが失われることはありません。
NSX フェデレーション ディザスタ リカバリのサポートについては、「グローバル マネージャのディザスタ リカバリ」を参照してください。