NSX-T Data Center は、vSphere リソース割り当てを使用して、NSX Edge アプライアンスのリソースを予約します。NSX Edge でリソースが最適に使用されるように、NSX Edge に予約された CPU とメモリ リソースを調整できます。
最高のパフォーマンスを得るには、NSX Edge 仮想マシン アプライアンスに使用可能なリソースの 100% を割り当てる必要があります。NSX Edge 仮想マシンに割り当てられたリソースをカスタマイズする場合は、最大のパフォーマンスを得るため、後で割り当てを 100% に戻す必要があります。
自動展開された NSX Edge アプライアンスの場合は、NSX Manager からリソース割り当てを変更できます。ただし、NSX Edge アプライアンスが vSphere から展開されている場合、その NSX Edge 仮想マシンのリソース予約を管理するには vSphere を使用する必要があります。
- デフォルト値。100% のリソース予約を行います。
-
カスタム値。0 ~ 100% のリソース予約を割り当てます。
デフォルトの予約
NSX Edge の優先度が [高] に設定されていることを前提とします。優先度の重要度によって、NSX Edge に割り当てられた vCPU のシェアとメモリの数が定義されます。カスタム値を割り当てるには、NSX Edge に割り当てる相対的な優先度を変更します。
標準の優先度で設定されたフォーム ファクタのリソース制約:
フォーム ファクタ | vCPU の数 | vCPU シェア | RAM (GB) |
---|---|---|---|
Small | 2 | 2,000 | 4 |
中 | 4 | 4000 | 8 |
Large | 8 | 8000 | 32 |
XLarge | 16 | 16000 | 64 |
-
仮想マシンに割り当てられた相対的な優先度
- 仮想マシンのフォーム ファクタに割り当て済みのリソース制約
カスタム予約
NSX Edge アプライアンスに相対的な優先度を割り当てます。NSX Edge アプライアンスの相対的な重要度を変更して、次のリソース要件を割り当てることができます。
相対的な重要度 | CPU シェア(vCPU あたりのシェア数) | メモリ(仮想マシン メモリに構成された 1 MB あたりのシェア数) |
---|---|---|
Extra High | 4000 | 40 |
High | 2000 | 20 |
Normal | 1000 | 10 |
低 | 500 | 5 |
-
4 (vCPU) X 8000 (vCPU シェア値) = vCPU の 32000 シェア
- 20 (GB RAM) X 1000 = メモリの 20000 シェア