ホストを NSX-T Data Center に追加するときに、NSX-T Data Center カーネル モジュールを Ubuntu KVM ホストに手動でインストールできます。インストールすると、NSX-T Data Center の制御プレーンと管理プレーン ファブリックを構築できます。DEB ファイルにパッケージされた NSX-T Data Center カーネル モジュールは、ハイパーバイザー カーネル内で実行され、分散ルーティング、分散ファイアウォール、ブリッジ機能などのサービスを提供します。

NSX-T Data Center の DEB を手動でダウンロードし、ホスト イメージに加えることができます。ダウンロード パスは NSX-T Data Center のリリースごとに変わる可能性があるため、注意してください。必ず NSX-T Data Center のダウンロード ページを確認し、適切な DEB を入手してください。

前提条件

手順

  1. 管理者権限を持つユーザーでホストにログインします。
  2. (オプション) /tmp ディレクトリに移動します。
    cd /tmp
  3. nsx-lcp ファイルをダウンロードし、/tmp ディレクトリにコピーします。
  4. パッケージを解凍します。
    tar -xvf nsx-lcp-<release>-ubuntu-trusty_amd64.tar.gz
  5. パッケージ ディレクトリに移動します。
    cd nsx-lcp-trusty_amd64/
  6. パッケージをインストールします。
    sudo dpkg -i *.deb
    
  7. OVS カーネル モジュールを再読み込みします。
    /etc/init.d/openvswitch-switch force-reload-kmod

    ハイパーバイザーが OVS インターフェイスで DHCP を使用している場合は、DHCP が構成されているネットワーク インターフェイスを再起動します。ネットワーク インターフェイス上で古い dhclient プロセスを手動で停止し、そのインターフェイスで新しい dhclient プロセスを再開できます。

  8. 確認するには、dpkg -l | egrep 'nsx|openvswitch' コマンドを実行します。

    コマンドで出力されるインストールされたパッケージは、nsx-lcp-trusty_amd64 ディレクトリ内のパッケージと一致する必要があります。

    発生するほとんどのエラーは不完全な依存関係が原因です。apt-get install -f コマンドは、依存関係を解決し、NSX-T Data Center のインストールを再実行しようとします。

次のタスク

NSX-T Data Center の管理プレーンにホストを追加します。CLI を使用した NSX Manager クラスタの形成 を参照してください。