NSX Edge 仮想マシンは、ISO ファイルを使用して手動でインストールできます。
前提条件
- NSX Edge のインストール要件で NSX Edge のネットワーク要件を参照してください。
手順
- MyVMware アカウント (myvmware.com) に移動し、[VMware NSX-T Data Center] > [ダウンロード] の順に移動します。
- NSX Edge の ISO ファイルを見つけて、ダウンロードします。
- vSphere Client で、ホスト データストアを選択します。
- [ファイル] > [ファイルのアップロード] > [データストアへのファイルのアップロード] の順に選択し、ISO ファイルを探してアップロードします。
自己署名証明書を使用している場合は、ブラウザに IP アドレスを指定して、証明書に同意し、ISO ファイルを再びアップロードします。
- vSphere Client インベントリで、ISO ファイルをアップロードしたホストを選択します。または、vSphere Client でも選択できます。
- 右クリックして [新規仮想マシン] を選択します。
- NSX Edge アプライアンスのコンピュート リソースを選択します。
- NSX Edge アプライアンスのファイルを格納するデータストアを選択します。
- NSX Edge 仮想マシンのデフォルトの互換性を承認します。
- NSX Edge 仮想マシンでサポートされている ESXi オペレーティング システムを選択します。
- 仮想ハードウェアを構成します。
- 新規ハード ディスク:200 GB
- 新規ネットワーク:仮想マシン ネットワーク
- 新規 CD/DVD ドライブ:データストア ISO ファイル
[接続] をクリックし、NSX Edge ISO ファイルを仮想マシンに割り当てる必要があります。
- 新しい NSX Edge 仮想マシンをパワーオンします。
- ISO の起動時に、仮想マシン コンソールを開いて [自動インストール] を選択します。
Enter キーを押した後、開始するまでに 10 秒程かかる可能性があります。
インストール中に、管理インターフェイスの VLAN ID を入力するように求められます。ネットワーク インターフェイスの VLAN サブインターフェイスを作成する場合は、[はい] を選択して VLAN ID を入力します。パケットに VLAN タグ付けを構成しない場合は、[いいえ] を選択します。
パワーオン中に、仮想マシンが DHCP を介したネットワーク構成を要求します。環境内で DHCP を使用できない場合は、インストーラに IP アドレスの設定を求めるプロンプトが表示されます。
デフォルトでは、root のログイン パスワードは vmware で、admin のログイン パスワードは default です。
初回ログイン時にパスワードの変更を求められます。このパスワードの変更には、次に示すような厳密な複雑性ルールが適用されます。- 12 文字以上
- 1 文字以上の小文字
- 1 文字以上の大文字
- 1 文字以上の数字
- 1 文字以上の特殊文字
- 5 文字以上の異なる文字
- 辞書に登録されている単語が使われていない
- パリンドローム(回文)になっていない
- 使用できる単調な文字列は 4 つ以下です。
重要: 要件を満たすパスワードが設定されるまで、コア サービスはアプライアンスで起動しません。 - 最適なパフォーマンスを維持するため、NSX Edge アプライアンス用のメモリを予約します。
NSX Edge が効率的に動作するのに十分なメモリが確保されるように、予約を設定します。NSX Manager 仮想マシンとホスト トランスポート ノードのシステム要件 を参照してください。
- NSX Edge ノードが起動したら、admin の認証情報を使用して CLI にログインします。
注: NSX Edge ノードの起動後、最初のログイン時に admin の認証情報を使用しなかった場合、データ プレーン サービスは NSX Edge ノードで自動的に開始されません。
- 管理インターフェイスの構成方法は 3 つあります。
注: サーバが Mellanox NIC カードを使用している場合は、インバンド管理インターフェイスで Edge を構成しないでください。
- タグのないインターフェイス。このインターフェイス タイプは、アウトオブバンド管理インターフェイスを作成します。
(DHCP) set interface eth0 dhcp plane mgmt
(静的) set interface eth0 ip <CIDR> gateway <gateway-ip> plane mgmt
- タグ付きインターフェイス。
set interface eth0 vlan <vlan_ID> plane mgmt
(DHCP) set interface eth0.<vlan_ID> dhcp plane mgmt
(静的)set interface eth0.<vlan_ID> ip <CIDR> gateway <gateway-ip> plane mgmt
- インバンド インターフェイス。
set interface mac <mac_address> vlan <vlan_ID> in-band plane mgmt
(DHCP) set interface eth0.<vlan_ID> dhcp plane mgmt
(静的) set interface eth0.<vlan_ID> ip <CIDR> gateway <gateway-ip> plane mgmt
- タグのないインターフェイス。このインターフェイス タイプは、アウトオブバンド管理インターフェイスを作成します。
- (オプション)SSH サービスを開始します。start service ssh を実行します。
- get interface eth0 コマンド(VLAN なし)または get interface eth0.<vlan_ID> コマンド(VLAN あり)を実行し、IP アドレスが想定どおりに適用されていることを確認します。
nsx-edge-1> [get interface eth0.100] Interface: eth0.100 Address: 192.168.110.37/24 MAC address: 00:50:56:86:62:4d MTU: 1500 Default gateway: 192.168.110.1 Broadcast address: 192.168.110.255 ...
注: NSX で管理されていないホストで NSX Edge ノードを起動する場合は、データ NIC の物理ホスト スイッチで MTU 設定が 1500 ではなく 1600 に設定されていることを確認します。 - (タグ付きインターフェイスとインバンド インターフェイス)新しいインターフェイスを作成する前に、既存の VLAN 管理インターフェイスをクリアする必要があります。
Clear interface eth0.<vlan_ID>
新しいインターフェイスを設定するには、手順 15 を参照してください。
- NSX Edge ノードで必要な接続が可能であることを確認します。
SSH を有効にした場合は、SSH を使用して NSX Edge ノードに接続できることを確認します。さらに、次のことを確認します。
- NSX Edge ノードの管理インターフェイスに ping を実行できる。
- NSX Edge ノードから、ノードのデフォルト ゲートウェイに ping を実行できる。
- NSX Edge ノードから、同じネットワークまたはルーティングで到達可能なネットワーク内にあるハイパーバイザー ホストに ping を実行できる。
- NSX Edge ノードから DNS サーバと、NTP サーバの IP または FQDN のリストに ping を実行できる。
- 接続問題のトラブルシューティングを行います。
注: 接続が確立されていない場合は、仮想マシン ネットワーク アダプタが適切なネットワークまたは VLAN に置かれていることを確認します。
デフォルトでは、NSX Edge ノードのデータパスは、管理 NIC(IP アドレスとデフォルト ルートを持つ NIC)を除くすべての仮想マシン NIC を要求します。管理インターフェイスとして NIC を誤って割り当てた場合は、次の手順に従って DHCP を使用し、正しい NIC に管理 IP アドレスを割り当てます。
- NSX Edge CLI にログインして stop service dataplane コマンドを入力します。
- set interface interface dhcp plane mgmt コマンドを入力します。
- interface を DHCP ネットワークに置き、IP アドレスが interface に割り当てられるまで待ちます。
- start service dataplane コマンドを入力します。
VLAN アップリンクとトンネル オーバーレイに使用するデータパス fp-ethX ポートが、 NSX Edge ノード上で [get interfaces] コマンドと [get physical-port] コマンドに示されます。
次のタスク
管理プレーンに NSX Edge を参加させなかった場合は、NSX Edge の管理プレーンへの追加を参照してください。