NSX-T Data Center に追加するホストを準備するときに、NSX-T Data Center カーネル モジュールを SUSE KVM ホストに手動でインストールできます。
インストールすると、NSX-T Data Center の制御プレーンと管理プレーン ファブリックを構築できます。RPM ファイルにパッケージされた NSX-T Data Center カーネル モジュールは、ハイパーバイザー カーネル内で実行され、分散ルーティング、分散ファイアウォール、ブリッジ機能などのサービスを提供します。
NSX-T Data Center の RPM を手動でダウンロードし、ホスト イメージに加えることができます。ダウンロード パスは NSX-T Data Center のリリースごとに変わる可能性があるため、注意してください。必ず NSX-T Data Center のダウンロード ページを確認し、適切な RPM を入手してください。
前提条件
SUSE リポジトリにアクセスできること。
手順
- 管理者としてホストにログインします。
- nsx-lcp ファイルをダウンロードし、/tmp ディレクトリにコピーします。
- パッケージを解凍します。
tar -zxvf nsx-lcp-3.0.0.0.0.14335404-linux64-sles12sp3.tar.gz
- パッケージ ディレクトリに移動します。
cd nsx-lcp-linux64-sles12sp3
- パッケージをインストールします。
sudo zypper --no-gpg-checks install -y *.rpm
zypper インストール コマンドを実行すると、すべての NSX-T Data Center 依存関係が解決されます。ただし、SUSE ホストからそれぞれのリポジトリにアクセスできることを前提とします。
- OVS カーネル モジュールを再読み込みします。
/usr/share/openvswitch/scripts/ovs-systemd-reload force-reload-kmod
ハイパーバイザーが OVS インターフェイスで DHCP を使用している場合は、DHCP が構成されているネットワーク インターフェイスを再起動します。ネットワーク インターフェイス上で古い dhclient プロセスを手動で停止し、そのインターフェイスで新しい dhclient プロセスを再開できます。
- 確認するには、zypper packages --installed-only | grep System | egrep 'openvswitch|nsx' コマンドを実行します。
コマンドで表示されるインストールされたパッケージは、
nsx-lcp-linux64-sles12sp3 ディレクトリ内のパッケージと一致する必要があります。
次のタスク
NSX-T Data Center の管理プレーンにホストを追加します。CLI を使用した NSX Manager クラスタの形成 を参照してください。