Day 0 のアクティビティとして、NSX-T 推奨のホスト構成を使用して、VLAN またはオーバーレイ ネットワーク用に ESXi ホストのクラスタを準備できます。

マイクロセグメンテーション ウィザードを使用すると、最小限の入力でインストールを完了できます。これにより、インストール プロセスが簡素化されます。ウィザードのデフォルトでは、VLAN ネットワークが選択されています。

ホストのタイプに基づいて、クイック スタート ウィザードが次のデフォルト構成を検討します。
  • 6.7 以前のバージョンを実行している ESXi ホストは、N-VDS ホスト スイッチで準備されます。

  • 7.0 以降を実行している ESXi ホストは、VDS スイッチで準備されます。vCenter Server の VDS スイッチに必要なアップリンクの数を構成し、MTU を 1600 に設定します。

各ホスト スイッチには、自動作成されたトランスポート ゾーンとアップリンク プロファイルが割り当てられます。

前提条件

  • VMkernel アダプタを既存のスイッチから新たに作成されたスイッチに移行する場合、VMkernel アダプタに接続している仮想マシンをパワーオフする必要があります。

  • コンピュート マネージャが NSX-T に登録されていることを確認します。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. [システム] > [クイック スタート] の順に移動します。
  3. [セキュリティとネットワーク用のクラスタの準備] で、[はじめに] をクリックします。
  4. NSX-T ネットワーク用に準備するクラスタを選択します。
  5. [NSX のインストール] をクリックします。
  6. 要件に応じて、VLAN とオーバーレイ ネットワークの両方またはいずれかのネットワーク タイプに同じクラスタを準備できます。オーバーレイ ネットワークを使用すると、各ホスト スイッチはオーバーレイ ネットワークに必要な TEP IP アドレスで追加されます。
  7. ホスト スイッチの構成スイッチを表示して、物理 NIC と VMkernel アダプタ(存在する場合)が移行されるターゲット スイッチを確認します。
    これは NSX-T の推奨構成です。ただし、オプションの手順の場合でも、クラスタの設定をカスタマイズできます。
    注: スイッチから物理 NIC への点線はホスト スイッチ上の既存の構成であることを示しています。これは、同じ物理 NIC に向かう実線に置き換わります。
  8. NSX-T が推奨事項を提供する場合でも、構成をカスタマイズできます。スイッチをカスタマイズするには、スイッチを選択して推奨構成を変更します。
    1. [タイプ]:ホスト スイッチのタイプを切り替えます。
    2. [トランスポート ゾーン]:ホストを関連付ける別のトランスポート ゾーンを選択します。
    3. [アップリンク プロファイル]:必要であれば、推奨のアップリンク プロファイルの代わりに別のアップリンク プロファイルを選択します。
      注: 同じ構成に 2 つの VDS スイッチを構成する場合、ウィザードは両方のスイッチに同じアップリンク プロファイルを推奨します。
    4. [アップリンクから物理 NIC へのマッピング]:VDS スイッチでは、VDS スイッチで構成されたすべてのアップリンクが NSX-T のアップリンクにマッピングされます。VDS スイッチでは、アップリンクは vmnic にマッピングされます。
      ホスト スイッチ タイプまたはアップリンクから vmnic へのマッピングを変更すると、ホスト スイッチの構成ネットワークの表現に反映されます。
  9. [インストール] をクリックします。
    [セキュリティとネットワーク用のクラスタの準備] カードで、インストールの進行状況を確認します。いずれかのホストでインストールに失敗した場合は、エラーを解決してインストールを再試行します。
  10. 正常に準備されたホストを表示するには、[システム] > [ファブリック] > [ノード] > [ホスト トランスポート ノード] の順に移動します。

結果

トランスポート ノードが、VLAN とオーバーレイ ネットワーク用に準備されます。