複数の場所にまたがるゲートウェイとセグメントを作成する場合は、各場所の Edge ノードにリモート トンネル エンドポイント (RTEP) を構成、場所間のトラフィックを処理する必要があります。

RTEP を構成する場合は、Edge クラスタ単位で行います。クラスタ内のすべての Edge ノードで RTEP が構成されている必要があります。すべての Edge クラスタを RTEP で構成する必要はありません。RTEP は、複数の場所にまたがるゲートウェイの構成で Edge クラスタを使用している場合にのみ必要です。

TEP と RTEP は、Edge ノード上の同じ物理 NIC を使用するように構成することも、別の物理 NIC を使用するように構成することもできます。

各ローカル マネージャから RTEP を構成することもできます。[システム] > [はじめに] > [リモート トンネル エンドポイントの構成] の順に選択します。

Edge ノードで RTEP を編集できます。ローカル マネージャにログインし、[システム] > [ファブリック] > [ノード] > [Edge トランスポート ノード] の順に選択します。Edge ノードを選択して、[トンネル] をクリックします。RTEP が構成されている場合は、[リモート トンネル エンドポイント] セクションに表示されます。[編集] をクリックして、RTEP の構成を変更します。

前提条件

  • 拡張ネットワークに参加している各場所に 1 つ以上の Edge クラスタがあることを確認します。
  • RTEP ネットワークに使用するレイヤー 3 ネットワークと VLAN を決めます。
    • 場所内のトンネル エンドポイント (TEP) と場所間のトンネル エンドポイント (RTEP) は、別の VLAN およびレイヤー 3 サブネットを使用する必要があります。
  • 特定の NSX フェデレーション環境で使用されているすべての RTEP ネットワークが相互に IP で接続可能であることを確認します。
  • 外部のファイアウォールで場所間の RTEP トンネルと Edge 間の BGP セッションが許可されていることを確認します。https://ports.vmware.com/home/NSX-T-Data-Centerにある VMware Ports and Protocols を参照してください。
  • 各ローカル マネージャで RTEP の MTU を構成します。デフォルトは 1500 です。物理ネットワークでサポートされているように、RTEP MTU を「高」に設定します。各ローカル マネージャで、[システム] > [ファブリック] > [設定] の順に選択します。[リモート トンネル エンドポイント] の横にある [編集] をクリックします。

手順

  1. ブラウザから、アクティブなグローバル マネージャ (https://<global-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. [システム] > [ロケーション マネージャ] の順に移動し、拡張ネットワークに構成する場所から [ネットワーク] をクリックします。
  3. RTEP を設定する Edge クラスタの横にある [構成] をクリックします。
    ローカル マネージャに [拡張ネットワークの Edge ノードの構成] 画面が開き、Edge クラスタが選択されます。
  4. このクラスタ内のすべての Edge ノードまたは 1 つのノードを 1 回で選択できます。RTEP の構成について次の詳細を入力します。
    オプション 説明
    [ホスト スイッチ] ドロップダウン メニューからホスト スイッチを選択します。
    [チーミング ポリシー] チーミング ポリシーが 1 つ構成されている場合は、そのポリシーを選択します。
    [RTEP VLAN] RTEP ネットワークの VLAN ID を入力します。有効な値は 1 ~ 4,094 です。
    [すべてのノードの IP プール] この Edge クラスタ内のすべてのノードに IP プールを選択します。個々のノードに IP アドレスを割り当てる場合は、後で RTEP 構成を編集できます。
    [場所間の MTU] デフォルトは 1500 です。
  5. [保存] をクリックします。
    構成済みとしてマークされている Edge ノードをクリックすると、Edge ノードの構成の詳細が表示されます。 [トンネル] タブを選択して、RTEP 構成の表示または編集を行います。