NSX-v の分散論理ルーター (DLR) と同じ MAC アドレスを使用しないように、NSX-T 仮想分散ルーターのデフォルトの MAC アドレスを変更する必要があります。

NSX-T 環境のすべてのトランスポート ノードの仮想分散ルーター (VDR) は、デフォルトのグローバル MAC アドレスを使用します。次の PUT API を使用してグローバル ゲートウェイ構成を更新し、NSX-T VDR のグローバル MAC アドレスを変更できます。

PUT https://{policy-manager}/policy/api/v1/infra/global-config

このグローバル ゲートウェイ構成 API のパラメータの詳細については、『NSX-T Data Center API ガイド』を参照してください。

注意: NSX-T 仮想分散ルーターの MAC アドレスを変更するときに、仮想マシンが NSX-T オーバーレイ セグメントに接続していると、データ プレーンで一時的な中断が生じることがあります。

デフォルトのグローバル MAC アドレスは、02:50:56:56:44:52 です。たとえば、02:50:56:56:44:62 に変更します。

手順

  1. 次の GET API を実行して、グローバル ゲートウェイ構成 API の出力を取得します。
    GET https://{policy-manager}/policy/api/v1/infra/global-config
  2. GET API の応答をコピーして、テキスト エディタに貼り付けます。
  3. 次の 2 つのパラメータ値を編集します。
    • vdr_mac02:50:56:56:44:62
    • allow_changing_vdr_mac_in_use:true

    他のパラメータは既存の値をそのまま使用します。

  4. 次の PUT API 要求の本文に、編集後の完全な API 応答をコピーして貼り付けます。
    PUT https://{policy-manager}/policy/api/v1/infra/global-config
  5. PUT API を実行して、NSX-T VDR のデフォルトのグローバル MAC アドレスを変更します。