移行プロセスを開始した後に移行をロールバックして、進行している作業の一部またはすべてを取り消すことができます。すべての移行をキャンセルして、すべての移行状態を削除することもできます。
一部の移行手順からは、移行をロールバックまたは取り消すことができます。移行が開始した後、完了した一番最後の手順の [ロールバック] をクリックできます。他のすべての画面で、このボタンは無効になります。
移行手順 | ロールバックの詳細 |
---|---|
[構成のインポート] | この画面の [ロールバック] をクリックすると、[構成のインポート手順] がロールバックされます。 |
[構成の解決] | この手順ではロールバックを使用できません。[構成のインポート] 画面から [ ロールバック] をクリックします。 |
[構成の移行] | この画面の [ロールバック] をクリックすると、NSX-T に対する構成の移行と、[構成の解決] 画面で行われた入力がロールバックされます。 [構成の移行] 画面から移行をロールバックする前に、サポート バンドルを収集することをおすすめします。詳細については、『NSX-T Data Center 管理ガイド』の「 のサポート バンドルの収集」を参照してください。 新しい移行を開始する前に、ロールバックが正常に完了したことを確認します。NSX Manager Web インターフェイスにログインし、[マネージャ] モードに切り替えます。すべての構成が削除されていることを確認します。マネージャ モードの詳細については、『NSX-T Data Center 管理ガイド』の「NSX Manager の概要」を参照してください。
注:
[構成の移行] 手順のロールバックで問題が発生した場合は、代わりに新しい移行を開始できます。
コンピュート マネージャの削除を忘れた場合は、https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/3.1/administration/GUID-E6E2F017-1106-48C5-ABCA-3D3E9130A863.htmlの手順に従って、vCenter Server から NSX-T の拡張機能を削除します。 |
[Edge の移行] | この画面の [ロールバック] をクリックすると、Edge のルーティングおよびサービスの移行が NSX-T にロールバックされます。
注意:
[Edge の移行] 手順をロールバックする場合は、
NSX-v Edge Services Gateway を経由してトラフィックが戻っていることを確認します。場合によっては、ロールバックを支援する手動アクションを実行する必要があります。
|
[ホストの移行] | Migration Coordinator は、この手順でロールバックを提供しません。ただし、手動ロールバックを実行して、移行されたホストから NSX-T を削除し、ホストに NSX-v を再インストールすることもできます。 NSX-v 6.4.8 以降から移行する場合は、手動ロールバックを実行する前に、NSX-v NSX Manager で次の REST API を実行してから、ホストに NSX-v を再インストールします。 POST api/2.0/nwfabric/blockEamEvents?action=unblock この API は、NSX-v VIB が正しくインストールされるように、ホストで vSphere ESX Agent Manager (EAM) を有効にします。 NSX-v 6.4.4、6.4.5、または 6.4.6 から移行する場合は、この API を使用する必要はありません。
注: 障害が発生したホストを含むクラスタが停止した後に、障害が発生したホストを手動でロールバックすることをお勧めします。インプレース ホスト移行を実行し、クラスタ内で移行順序に並行を選択している場合、移行の失敗/成功にかかわらず、クラスタ内のすべてのホストの移行が停止するまで待機します。クラスタ内のホストの移行順序に連続を選択した場合、ホストの移行に失敗すると移行は停止します。
|
移行後にネットワーク イントロスペクション リダイレクト ルールを含む構成をロールバックすると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
サービス挿入が 400 で失敗しました。パス: [/infra/segments/service-segments/vdnscope-1] のオブジェクトは、子オブジェクトを持っているかパス: [/infra/service-chains/Service-Chain-serviceprofile-1] の他のオブジェクトによって参照されているため、削除できません。
このエラーは、NSX-T のサービス セグメントがサービス チェーンに依存しているために発生します。参照先のすべてのリダイレクト ルールが削除されるまでサービス チェーンは削除されません。5 分ほど待ってから、移行済みの構成のロールバックをやり直してください。
移行のすべての画面に [キャンセル] ボタンが配置されています。移行をキャンセルすると、システムからすべての移行状態が削除されます。移行をキャンセルすると、Migration Coordinator に次のような警告メッセージが表示されます。
移行をキャンセルすると、Migration Coordinator がリセットされます。他の操作を行う前に、このステップをロールバックすることをお勧めします。ロールバックを行わないと、システムが部分的に移行された状態になる可能性があります。続行しますか?