NSX-T Data Center 3.1.1 以降では、vSphere Lifecycle Manager が有効になっているクラスタをアップグレードできます。

前提条件

ホストのアップグレード プランが構成されていることを確認します。ホストの構成 を参照してください。

手順

  1. [vSphere Lifecycle Manager のステージ] に設定されているクラスタの場合は、[ステージ] をクリックして NSX VIB を vSphere Lifecycle Manager にコピーし、新しい NSX イメージでクラスタを更新します。NSX-T Data Center も一緒にアップグレードする場合は、VIB もステージングします。
  2. [開始] をクリックして、ホストをアップグレードします。
  3. [vSphere Lifecycle Manager のステージ] に設定されているクラスタの場合は、vCenter Server にログインしてホストを修正します。
    [NSX のみのアップグレード] に設定されているクラスタの場合は、Upgrade Coordinator はホストの修正を含むアップグレード プロセス全体を実行します。
  4. [更新] をクリックして、NSX Manager でアップグレード プロセスをモニターします。
    アップグレード全体の状態と各ホスト アップグレード ユニット グループの特定の状況を確認できます。アップグレードにかかる時間は、環境内のホスト アップグレード ユニット グループの数によって異なります。

    処理中のアップグレード ユニットが正常にアップグレードされるまで待ちます。その後、アップグレードを一時停止し、アップグレードされていないホスト アップグレード ユニット グループを構成して、アップグレードを再開することができます。

  5. [事後チェックの実行] をクリックして、アップグレードされたホストおよび NSX-T Data Center に問題がないことを確認します。
    注: ホスト アップグレード ユニットのアップグレードに失敗して、ホストを NSX-T Data Center から削除した場合は、Upgrade Coordinator を更新して、正常にアップグレードされたホスト アップグレード ユニットをすべて表示します。

    アップグレード中にホストに障害が発生した場合は、ホストを再起動して、アップグレードを再試行します。

  6. アップグレードが成功したら、NSX-T Data Center パッケージの最新バージョンがインストールされていることを確認します。
    esxcli software vib list | grep nsx

次のタスク

アップグレード プロセスが正常に終了した場合にのみ、アップグレードを続行できます。一部のホストが無効になっている場合は、続行する前に、これらのホストを有効にしてアップグレードする必要があります。管理プレーンのアップグレード を参照してください。

アップグレード エラーがある場合には、エラーを解決する必要があります。アップグレード エラーのトラブルシューティング を参照してください。