NSX フェデレーションに、リモート トンネル エンドポイント (RTEP)、範囲、リージョンなどの新しい用語と概念が導入されました。
NSX フェデレーションシステム:グローバル マネージャ および ローカル マネージャ
NSX フェデレーション環境には、次の 2 種類の管理システムがあります。
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グローバル マネージャ:複数のローカル マネージャと連携する NSX Manager のようなシステム。
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ローカル マネージャ:1 つの場所に対してネットワーク サービスとセキュリティ サービスを提供する NSX Manager システム。
NSX フェデレーションの範囲:ローカルと拡張
グローバル マネージャ では、1 つ上の場所にまたがるネットワーク オブジェクトを作成できます。
- ローカル:オブジェクトは 1 つの場所にのみ存在します。
- 拡張:オブジェクトは複数の場所にまたがっています。
セグメントの範囲を直接構成することはできません。セグメントの範囲は、接続先のゲートウェイと同じになります。
NSX フェデレーション個のリージョン
セキュリティ オブジェクトには 1 つの領域があります。リージョンは次のいずれかになります。
- 場所:場所ごとにリージョンが自動的に作成されます。このリージョンの範囲には、その場所の範囲が設定されます。
- グローバル:使用可能なすべての場所の範囲を含むリージョン。
- カスタム リージョン:使用可能な場所のサブセットを含むリージョンを作成できます。
NSX フェデレーショントンネル エンドポイント
NSX フェデレーション環境には、2 種類のトンネル エンドポイントがあります。
- トンネル エンドポイント (TEP):場所内の Geneve カプセル化に使用されるトランスポート ノード(Edge ノードまたはホスト)の IP アドレス。
- リモート トンネル エンドポイント (RTEP):複数の場所にわたる Geneve カプセル化に使用されるトランスポート ノード(Edge ノードのみ)の IP アドレス。