Receive Side Scaling を使用すると、受信側で複数のコアを使用して受信トラフィックを処理できます。

RSS なしで ESXi ホストを受信する場合、1 つの物理キューのみが使用されるため、パケット処理に 1 つの lcore が使用されます。受信側のデータが増加すると、単一コアでボトルネックが発生します。スループット全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。NIC で RSS を有効にすると、仮想マシンからの要求を処理するように複数のハードウェア キューを構成できます。NIC カードを使用して RSS 機能を利用する前に、I/O に関する VMware 互換性ガイドを使用して、NIC カード ドライバが RSS をサポートしているかどうか確認してください。ほとんどの NIC カードは、少なくとも 4 つのキューをサポートします。そのため、RSS はスループットの 4 倍のパフォーマンスを実現する場合があります。

Receive Side Scaling により、ESXi ホスト上の複数のコアでトラフィックを処理できます。

RSS は次のモードで構成できます。
  • デフォルト キューの Receive Side Scaling (DRSS) を有効にする
  • 単一の vNIC キュー専用の RSS エンジンを有効にする
  • 複数の vNIC キューで共有される RSS エンジンを有効にする