Antrea コンテナ クラスタに作成されたすべてのネームスペースのリストを表示し、ID、クラスタ名、CNI タイプ、コンテナ クラスタのタイプなどの基準でフィルタリングできます。

NSX-T インベントリで Antrea コンテナ クラスタのインベントリが使用可能な場合、クラスタ管理者は NSX Manager ユーザー インターフェイスで基本的な分析と診断タスクを実行できます。

次はその例です。
  • 各ネームスペースで実行されているポッドの数、停止しているポッドの数などを表示します。
  • Antrea ネットワーク ポリシーと Kubernetes ネットワーク ポリシーの数を表示します。
  • Antrea ネットワーク ポリシーと Kubernetes ネットワーク ポリシーの仕様を確認します。
  • ネームスペースに関連付けられている入力方向ルールを表示します。

前提条件

Antrea コンテナ クラスタが NSX-T Data Center に登録されている必要があります。

Antrea コンテナ クラスタの登録の詳細については、NSX-T Data Center への Antrea コンテナ クラスタの登録を参照してください。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) にログインします。
  2. [インベントリ] > [コンテナ] > [ネームスペース] の順に移動します。
    テーブルに、すべてのコンテナ クラスタのすべてのネームスペースのリストが表示されます。
  3. Antrea コンテナ クラスタに作成されたネームスペースのみのリストを表示するには、[CNI タイプ][Antrea] を設定してテーブルをフィルタリングします。
  4. テーブル内の行を展開して、ネームスペースの詳細を表示します。
    たとえば、次の詳細を表示します。
    • 入力方向ルールの数とネームスペース内の各入力方向ルールの詳細。
    • ネームスペース内のネットワーク ポリシーの数。これらのポリシーは、Antrea ネットワーク ポリシーと Kubernetes ネットワーク ポリシーを表し、範囲はネームスペースに制限されています。
    • ネームスペースに関連付けられているネットワーク ポリシーの仕様(YAML マニフェスト)。
    • ラベルの数とネームスペース内の各ラベルの詳細。

    このリストは、ネームスペースで表示可能なすべてのインベントリの詳細を示しているわけではありません。詳細については、NSX Manager ユーザー インターフェイスの [ネームスペース] ページを確認してください。

    注:
    • Antrea コンテナ クラスタの場合、[ネットワーク状態] 列に「該当なし」が表示されます。現在、この列は、CNI として NSX Container Plugin (NCP) を使用するコンテナ クラスタでのみ使用されます。
    • NSX-T がノード、ネームスペース、ポッド、サービスなどのコンテナ クラスタ オブジェクトでラベルを検出すると、これらのラベルは常に dis:k8s というプレフィックス付きで NSX-T インベントリに表示されます。Kubernetes のラベルは NSX-T のタグにマッピングされ、Kubernetes のキーは NSX-T の範囲にマッピングされます。