NSX Manager ユーザーインターフェイスで機能にアクセスしようとすると、ライセンスのコンプライアンスが適用されます。ライセンスの適用は、キャパシティではなく、機能や時間に基づいて行われます。キャパシティの適用は常に優先されます。
NSX-T Data Center 3.1 以降では、NSX-T Data Center 環境に割り当てられている NSX ライセンス エディションによって、NSX Manager ユーザー インターフェイスのポリシー モードでアクセスできる機能が決まります。複数のエディションのライセンスがある場合、NSX Manager は、該当する最も高いライセンス エディションを使用します。
優先順位 | ライセンス |
---|---|
1 | NSX Data Center Enterprise Plus、NSX Data Center Evaluation |
2 | NSX Enterprise Plus per Processor (Limited Export)、NSX Data Center Advanced、NSX for vSphere - Enterprise、NSX for vSphere - Advanced、NSX Data Center Advanced per Processor (for Limited Export) |
3 | NSX Data Center for Remote Office Branch Office (ROBO) |
4 | NSX Data Center Professional |
5 | NSX Data Center Standard、NSX for vSphere - Standard |
6 | NSX for vShield Endpoint |
割り当てられたライセンスは、NSX Manager ユーザー インターフェイスで使用を許可する機能のリストを決定めるために使用されます。新しいユーザーの場合、購入したライセンス エディションで使用可能な機能にのみアクセスできます。現在のライセンスに対して有効でない機能にアクセスしようとすると、次のスクリーンショットのようなメッセージが表示されます。
現在の NSX-T Data Center 環境は、有効になっているライセンスに関係なく、NSX-T Data Center 3.1 以降にアップグレードできます。同様に、有効になっているライセンスに関係なく、バックアップまたはリストア操作を実行できます。ただし、アップグレード、バックアップ、バックアップのリストアに成功した後、NSX-T Data Center 環境に現在割り当てられている有効なライセンスに基づいてライセンスが適用されます。
NSX Manager で、優先度の高いライセンスが期限切れになり、このライセンスの他に優先度の低い有効なライセンスがある場合は、有効なライセンスの優先度に基づいて機能が有効になります。
さまざまな VMware NSX Data Center ライセンス エディションでサポートされている機能のリストについては、https://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/en/pdf/products/nsx/vmware-nsx-datasheet.pdfにある VMware NSX Data Center データシートを参照してください。このドキュメントで、VMware NSX Data Center エディションのセクションを参照して、使用する機能に必要なライセンス エディションを確認してください。
ライセンス キーの追加方法については、ライセンス キーの追加とライセンス使用レポートの生成を参照してください。また、NSX Manager のインストール時に使用されるデフォルトのライセンス(NSX for vShield Endpoint)の制限についても確認できます。