AWS VPC で新しいワークロード仮想マシンを起動するときに、[ユーザー データ] フィールドに NSX Tools のダウンロードとインストール手順を指定して、NSX Tools をインストールできます。

AWS EC2 インスタンスの起動時に、インスタンスに user data を渡すオプションを設定できます。このインスタンスを使用して、インスタンスの起動後の実行スクリプトなど、一般的な自動構成タスクを実行できます。AWS EC2 には、シェル スクリプトと cloud init ディレクティブの 2 種類のユーザー データを渡すことができます。

CSM から NSX Tools のダウンロードとインストールの手順をコピーし、新しいワークロード仮想マシンの起動時にユーザー データに貼り付けます。

前提条件

User Data を使用して NSX Tools をインストールする前に、中継 VPC およびコンピュート VPC がピアリングされていることを確認します。これは、ダウンロード コマンドで指定された FQDN(nsx-gw.vmware.local など)を起動インスタンスから解決できるようにするために必要です。

手順

  1. AWS コンソールにログインして、新しいワークロード仮想マシンを起動するプロセスを開始します。
  2. 別のブラウザ ウィンドウで、CSM にログインします。
    1. [クラウド] > [AWS] > [VPC] の順に移動します。
      注: トランジット VPC/VNet では、1 つまたはペアの PCG が展開され、実行されます。コンピュート VPC/VNet では、トランジットにリンクされた VPC/VNet で、 PCG を展開して使用できます。
    2. トランジットまたはコンピュート VPC をクリックします。
    3. ワークロード仮想マシンで使用している OS に応じて、画面の [NSX Tools のダウンロードとインストール] のセクションから、[Linux] または [Windows] の下にある [ダウンロード場所][インストール コマンド] を情報をコピーします。次のシェル スクリプトをコピーして貼り付けることもできます。
      #!/bin/bash
      sudo wget http://nsx-gw.vmware.local:8080/factory_default/linux/install_nsx_vm_agent.sh
      sudo chmod +x install_nsx_vm_agent.sh && sudo ./install_nsx_vm_agent.sh
  3. AWS で新しいワークロード仮想マシン インスタンスを起動する手順で、ダウンロード場所とインストール コマンドを [詳細詳細] セクションの [ユーザー データ] に [テキスト] として貼り付けます。

結果

ワークロード仮想マシンが起動し、NSX Tools が自動的にインストールされます。